買ってきたお花はできるだけ長持ちさせたいですよね。
そんな時に役に立つのが切り花延命剤です。
お花を買ったら花屋さんが小さい袋の延命剤をくれることがありますよね。
しかし、この切り花延命剤ってどのくらい効果があるのかって気になりませんか?
“切り花延命剤を入れた花瓶” ”ハイターと砂糖を入れた花瓶” ”何も入れていない水だけの花瓶”で、お花はそれぞれ何日もつのか実験してみました!
切り花延命剤を水換えせずに使ってみたらどうなんの
今回使ったのは「キープ・フラワー」という切り花延命剤です。
筆者は家にお花を飾る事が多く、小さいサイズではすぐなくなるし経済的じゃないので、めちゃくちゃデカい業務用を買って使っていますw
今回はこの切り花延命剤を使って、水替えは一切せずにお花は一体どのくらい持つのか実験してみましたー。
筆者が実験を開始したのは7月13日。
実験に使ったお花は可愛らしいガーベラ。
ガーベラの茎は腐りやすく、水替えはこまめにしてあげないといけないお花。
切り花延命剤は殺菌剤と栄養剤から構成されているので、花瓶の中の水にいれておくと水換えも毎日する必要もなくとっても便利なんですが、
さすがに夏場となるとお水の温度も上昇してくるのでそうもいきません。
過酷な状況下で、切り花延命剤はどこまで力を発揮してくれのか…!?
切り花の延命剤で花は何日もった?
今回の実験では延命剤を入れて放置したままどこまで持つのか知りたかったので、茎の切り戻しもぬめり取りも一切しませんでした。
クーラーをつけて室温28度前後の環境、日の当たらない場所で実験しました!
●1日目
まだピン!としています。
そりゃそうだ、買ってきたばかりだもんなw
●2日目
※両隣の花瓶に入ってるガーベラたちは普通の水、ハイター+砂糖で実験してるものです。
まだまだピンとしていますね。
花びらもまだまだ綺麗。
けど1日目に比べると花びらがバサバサっと広がったw
花びらについていたビニールをはずしたための反動かと思われます。
●3日目
3日目もまだピンと立っています。
通常だとこのくらいから水が濁ってきたり嫌な臭いがするんですが、なにもかんじませんでした。
2日目に比べると花びらの中心の花粉が少し膨れ上がってきた感じです。
●4日目
4日目突入も放置は続きます!
まだきれいな状態です。
4日目に入ると花の中心がだいぶ盛り上がってきました。
咲き進みが進行している証拠です。
ガーベラの新鮮度を見るならここを見るのがポイントです。
※関連記事>>新鮮なガーベラの見極め方ここを見れば一発でわかる!
●5日目
5日目になりました。
花びらがバラバラになってきて、花びらの花粉部分もかなり出てきてました。
写真ではわかりづらくてとれなかったのですが、花瓶の中を覗いてみると水に浸かっている茎の部分が茶色く変色し腐敗がだいぶ進んでいました。
やはり切り花延命剤を使っても水替えと茎の切り戻しを5日もしていないと厳しいです。
●6日目
はい、デロ~~~ン。
前日に茎の腐敗を確認しましたが、翌日にはみごとにしおれてしまいました。
でも茎はまだ頑張って立っていました。
水の中に何も入れない状態だとこんな感じに…
●1日目
まだシャキーン!状態です
●2日目
少しだけ真ん中の花粉部分が開いてきてる感じです。
●3日目
真ん中の部分が前日よりさらに開いてきて盛り上がってきました
●4日目
照明が暗すぎてわかりづらい(゚Д゚;)すみません…
花の真ん中部分の盛り上がり具合が早いです
●5日目
ガーベラの様子がかなり花びらが反り返ってきて、触った感じではハリがなくなりヤワヤワな感じです。
まだ頑張って花姿を保っていますが、茎を見てみると腐っています。
こうなるとお水が吸えなくなっています。
写真ではわかりにくいですが、水も結構濁っています。
●6日目
ショボン…。
茎が腐って水が吸えなくなると一気にこうなりますね。
切り花延命剤を使っている花と比べたら、何もいれてない場合はお花の痛み&水の腐敗の進行具合がひどかったです。
切り花延命剤代わりにハイターと砂糖でも実験してみたところ
同時にハイター(2滴くらい)+砂糖(ひとつまみ)を花瓶の水の中に入れたものも実験してみました。
※関連記事>>切り花を長持ちさせるにはハイターが使える!
●1日目
シャキーンと元気よく咲いていますね。
●2日目
うん、水の中に何もいれてない花と比べたらまだきれいに咲いています。
●3日目
延命剤を入れている花と比べたら、咲き進み具合は少々早めな感じです。
それでもまだ綺麗を保っている。
水の濁りもありませんでした。
●4日目
お、、結構花粉部分が盛り上がってきてるかんじですね。
●5日目
ちょっと花色も薄くなってきてる感じがしました。
花びらも少し柔らかくなっていて、茎を見ると茶色く変色していました。
●6日目
「もうだめ……バタンッ…」
撮影しようと花瓶を少し持ちあげただけでこんな状態に。
ハイター+砂糖の場合、最初の3日目までは水の中に何も入れない時と比べるとマシでしたが、それでも夏場の暑い季節ではいくら殺菌効果のあるハイターといえど4日~5日間も殺菌効果を発揮することはできないようなのでやはりこまめな水替えは必要です。
茎の腐敗度が一番ひどかった原因は、砂糖を入れていたので他の実験の花と比べてバクテリアが繁殖しやすくなり茎も腐りやすかったのかもしれませんね。
まとめ
如何でしたでしょうか。
3種類のパターンで実験してみましたが、切り花延命剤を使った花が一番傷み具合もマシで、やはりお花を長持ちさせるように特化させた切り花延命剤が最強かなと感じました~。
さすがに夏場だと切り花延命剤を入れていても水替えは2日に1回の頻度で水替えした方が良さそうです。
今回はお花が短命になってしまう夏場に実験したので、冬だと水の腐敗もだいぶ抑えられるのでまた違った結果になると思われます。
夏場は水温の上昇が激しいので夏に花を長持ちさせたいなら、
・こまめな水替え・茎の切り戻し・ぬめりとり・切り花延命剤を使うが、やはり一番だとわかりました~。
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