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飲食店の開店祝いに贈る花は何がいい?タブーなものはある?相場はどのくらい?

飲食店への開店祝いとして花を贈りたい!

けれど、いざお花を贈るとなるとどんなものがいいのかさっぱりわからなかったりしますよね。

飲食店に花を贈る場合は、花の種類とか形など決まりのようなものや選び方などはあるのか?

マナーとして贈ってはいけないタブーとされるような決まりってあるのか?

元花屋店員の私が、これらの疑問についてお話ししていこうと思います。

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目次

飲食店の開店祝いにはどんな花がいい?

 

飲食店の開店祝いに贈る定番の花

・胡蝶蘭

・観葉植物

・フラワーアレンジメント

・スタンド花

この4つは開店祝いの定番の花になりますが、飲食店の開店祝いに贈るためのお花もこれらの中から選ばれる事がほとんどです。

そして、何かのお祝いでお花を贈る場合は、そのシーンに適したお花を選ぶ事が大切となります。

 

飲食店の開店祝いの花を選ぶ前に押さえておきたいポイント

 

①店の広さはどのくらありそうか?

②夜に営業するようなお店か?地下にあるお店か?

 

どういうことなのか?ざっと説明していくと

 

①店の広さはどのくらありそうか?

これ結構重要なポイントです。

理由はとてもシンプルで『お店の広さに応じて贈るお花の大きさも合わせた方がいいから』

広々してゆとりのあるお店だと大きなお花が置けますが、狭いお店だと大きなお花を贈っても置き場所がなくて迷惑になりかねません。
他の方達からも沢山のお花が贈られている可能性もあり、開店当日はお店の方も忙しくされていると思われるので、余計な負担をかけてしまうかもしれません。

私が花屋で働いていた時ですが、開店祝いのお花を配達しに行ったものの、他からもたくさんお花が送られてきており、お店の中に置けなくなったお花たちが店外へ溢れる状況になっているお店に何度か遭遇したことがあります。
店内を整理してお花を置く場所を確保するのに大変そうだったので、店内の広さを確認してからお花を選ぶようにするのは大切です。

 

 

②夜に営業するようなお店か?地下にあるお店か?

飲食店といえど、カフェ、イタリアンレストラン、居酒屋、バー、スナックetc
ジャンルによってお店の営業時間も違います。

なぜお店の時間を把握しておくほうがいいのか?というと、胡蝶蘭や観葉植物など鉢植えに植えられているような植物達は根を張って生きており、ほとんどの場合は太陽の光による光合成が必要だからです。

居酒屋・バー・スナックなどの場合は夜営業のお店がほとんどで店内も暗めなことが多いですよね。
光が浴びられなくなった植物はやがて弱っていくか枯れてゆく末路となるので、夜営業のお店や、地下にあるようなお店の場合は、鉢植えの植物は避けておきます。

地下にあるお店の場合も、太陽光が射すことはないので一緒ですね。

 

 

花の種類とそれぞれの適したシーンを紹介

 

最初に紹介した開店祝いで贈る定番の花達を、適したシーンなども一緒に説明しながら紹介していきます。

 

胡蝶蘭

胡蝶蘭のお花は、とても華やかで高級感があるため、開店祝いのお花として定番中の定番。

格式が高いレストランや上品でオシャレなお店に特によく似合います。

水やりの回数も少なくて手間がかからないので、世話に時間を割く暇がない忙しいお店にも適しています。

香りもなく花粉も飛ぶことはありません。
サイズも大~小まであるのでお店の大きさに合わせて選ぶことができるのもイイトコロ。

しっかり育てようと思ったらやはり太陽の光は必要ですが(直射日光の強い光は逆にNG)、
蛍光灯の光でも十分持ちます。
花の持ちは環境によりますが1~3か月ほど。長期間お花を楽しむことができます。

開店祝いでよく選ばれるサイズは2本や3本立てのミディ(中)サイズです。

 

 

 

観葉植物

緑の葉っぱを楽しむ観葉植物も開店祝いの贈り物として人気があります。
ほとんどの観葉植物はお世話が簡単で、水やりの頻度も少なめでOKで手間いらずなので、忙しくてお世話に時間があまりとれないお店などに適しています。

お花ばかりだとつまらないからちょっと変化を入れて贈るのもいいし、カフェやナチュラル志向の飲食店の開店祝いにおすすめです。

ただし窓から太陽光が入ってくる所じゃないとそのうち弱ってきます。(直射日光はNG)

イタリア料理屋さんには、オリーブの木(画像)
アジアン料理屋・南国料理屋さんには、ヤシ(画像)・ストレリチア(画像)
みたいに、お店のジャンルや雰囲気に合わせて選ぶと先方様にも喜ばれます。

ジャンルを問わず人気があって無難なものは、幸福の木(画像)・ゴムの木(画像)・パキラ(画像)etc

 

サイズも大~小あり種類も豊富。

サイズ感の雰囲気

小鉢サイズ…テーブルやカウンター、窓際にちょうど良いサイズです
中鉢サイズ…カウンターや台にも置けて、床に直置きしても映えるサイズ感です
大鉢サイズ…存在感があって部屋全体のシンボルになる感じです

狭い店内ならテーブルに置けるくらいの小鉢~中鉢サイズがベスト。
それなりに置けそうなスペースがあるなら中鉢~大鉢サイズがおすすめです。

 

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スタンド花

スタンドの台座の上に大きなフラワーアレンジメントが乗っかっているスタンド花は店先に飾られる事が多く、新規開店を見栄えよく華やかにお祝いを演出するだけでなく、「新しいお店がオープンしましたよー」と周囲にも周知することになりお店の宣伝にもつながります。

 

スタンド台座の上段だけにアレンジメントを乗せるタイプ
上段&下段の両方にアレンジメントを乗せるタイプの2パターンあります。

 

上段&下段はこんな感じです↓

 

希望の色などがあれば、希望に合わせて作ることもできます。
スタンド花を贈る場合は、お花も大量に必要だし作成時間もかかるので、最低でも3日前には花屋さんに予約しておきましょう。

いずれも大きさは横幅約150cmくらいと大きなものに仕上がるので、
お店の入り口が狭かったり、お店の外にスタンド花を置くスペースがない場合は避けたほうがいいです。

店入り口周辺や外回りにスペースがあり、華々しくお祝いしたい場合はスタンド花は最適です。

 

 

 

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは、水を吸わせたスポンジに切り花を活けているものです。
予算や希望の大きさや色に合わせて柔軟に作成することが可能。

胡蝶蘭やスタンド花や観葉植物のどれも難しいな~という場合は、世話もいらない、光も必要ない、サイズも決められるフラワーアレンジメントがおすすめです。

店内が狭いお店や、夜しか営業していないようなお店などに適しています。

 

 

 

飲食店の開店祝いで贈る花の相場は

 

続いて、開店祝いのお花の相場を順番に紹介していきます。

開店祝いのお花にかける予算は人によって様々になりますが、だいたい最低で5000円~最高だと2~3万円くらいが相場になります。

 

 

花の種類ごとの予算は?

 

胡蝶蘭

胡蝶蘭のサイズも大中小とあります。

2本・3本立て中サイズ…約5000円~10000円

5本立て大型サイズ…30000円以上

物によっては3本立てでも20000円くらいするものもあります。

 

 

 

観葉植物

こちらも大中小とサイズが豊富。

小鉢サイズ…約1000円~2000円
中鉢サイズ…約3000円~7000円
大鉢サイズ…約7000円~15000円以上

植物の種類、サイズ、鉢の種類によって値段が様々なので、ざっくりした予算になりますが、だいたいこのくらいで収まる事が多いと思います。

 

 

スタンド花

スタンド花は上段のみでも最低でも15000円以上かかります。

上段下段の場合は20000円以上が目安になります。

 

 

アレンジメント

アレンジメントは希望の予算に合わせて作ってくれます。

開店祝いのアレンジメントの相場は、5000円~10000円くらいが多いです。

とはいえ、「予算が無い」「テーブルにおけるサイズにしたい」場合は、
3000円~4000円くらいでもOKです。

値段別サイズの目安

3000円~4000円 …幅&奥行は約20~25cm、高さは約25cm

5000円~ …幅&奥行は約30~40cm以上、高さは約50cm以上

10000円~ …幅&奥行は、約60cm以上、高さは約60cm以上

お花のさし方や選ぶ花の種類によってアレンジメントのボリュームも若干変わるので、
「コンパクトに仕上げてほしい」「ボリュームよくしてほしい」など要望があれば、お花屋さんに伝えてくださいね。

 

 

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開店祝いに贈る花でタブーとされているもの

飲食店び開店祝いのお花でタブーとされているものがあります。

それは、赤色の花

赤色のお花は、燃え盛る火の色が赤色なことから火事を連想させ新規開店や新築祝いで贈るにはふさわしくないとする慣習があります。

とはいえ赤色の花が一本でも入ってたらダメなのか?というと、そうではありません。

赤色のお花でも数本程度ならスタンド花やアレンジメントで他のお花と一緒に混ぜて使ったりもします。

取り敢えず赤色ベースで攻めるのは避けといたほうが良いよという事ですね。

 

とはいえ、要は先方の受け取り方次第なので、

「お相手の方と仲が良くその方が赤色が好きだから」とか
「赤色の花がいいなと要望があった」とか
「お店のコンセプトカラーが赤色だからそのカラーに合わせて贈ったら喜んでくれるだろうな」

みたいなケースだと、赤色ベースの花を贈られる方もいます。

 

花ギフトはマナーと言われるものが存在していますが、古くからの慣習よりも相手の方に喜んでもらうのが一番大切な事ので、そこは柔軟な考え方をして大丈夫だと思います。

先方の方とそこまで親しくない場合や相手の方の性格や考え方がよくわからない場合は、慣習に従って赤色の花は避けておかれたほうが無難です。

 

まとめ

開店祝いに贈る花は、主に胡蝶蘭・観葉植物・スタンド花・アレンジメントの4種類になります。

飲食店の開店祝いの時にお花を贈る時は、まずお店の規模を確認してから、
どんな種類にするか?どのサイズにするか?を決めましょう。

赤色の花はタブーとされていますが、先方様が喜んでくれるなら慣習にガチガチにこだわらなくても良いと思います。

花屋さんにはなるべく早めに予約&相談しておきましょう~!

 

お花に関してはこちらの記事も良ければご覧ください

>>花束の大きさは3000円と5000円ならどのくらい大きさが違うの?

>>花束1000円と2000円の違いは?花束は予算いくらから作ってもらえる?

 

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