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お見舞いに花は禁止されてる?造花はあり?それ以外におすすめな物は

 

家族や友人が病気や怪我をしてしまい入院となってしまった場合。

お見舞いに持っていくものといえば”花”を連想する方も多いと思います。

しかし、病院へお見舞いに行く時は生花を持って行ってはいけないと耳にしたことはありませんか?

どうして生花を持って行ってはいけないのか。
生花がダメならせめてもの代わりとして造花をお見舞いに持っていくのはOKなのか?

私が花屋で働いていた時も、この手の相談は多かったものでした。

「お花がダメだとなると…花以外ならどんな物を持っていくのがいいんだろう…」なども悩むところ。

今回はこれらの疑問についてまとめました。

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目次

お見舞いに花は禁止されている?

テレビドラマなんかを見ていると、お見舞いのシーンでは必ずベッド横にお花が飾られていたり、登場人物が花束を持ってお見舞いに訪れる描写がありますよね。

このような影響からも、お見舞いの定番の品物=花を連想する人も多いと思います。

しかし近年になってから病院内に花の持ち込みを禁止とする病院が増えてきつつあります。

この動きはどうやら朝日新聞の記事がきっかけとなり平成17年頃から急に増加しはじめたようです。
(参考記事「お見舞いの花 お断り! 大阪の病院44% 「感染症の恐れ」と言うけれど…」 https://www.sankei.com/premium/news/141011/prm1410110013-n1.html)

実際、私が花屋で働いていた時も、お見舞い用に生花を買いに来られたお客様にその旨をお伝えして病院に確認してもらったところ、「持ち込み禁止でした…」というケースもちらほらありました。

知人のお見舞いの為に病院へ行った時も、『病室に生花の持ち込みは禁止しています』とナースステーションの受付にドドーンと張り出されていたり。

花好きとしては悲しいですが…。

 

 

なぜ生花を持ち込んではいけないのかは、

①細菌(緑膿菌)による感染症防止のため → 花瓶の中の水で緑膿菌が繁殖する為

②アレルギー持ちの患者さんがいるかもしれない

③香りの強い花などで気分を害する患者さんがいるかもしれない

などが主な理由になります。

 

上記の理由の中でも細菌(緑膿菌)による感染を防ぐためは、免疫力が低下している患者さんがいる中に、細菌が繁殖するような物は病室に置かないほうが安全であるという事から、生花禁止の流れが加速した一番の理由になっているようですね。

緑膿菌自体は我々の生活環境の中に多く常在している菌なので健常者にとっては無害ですが、極度に免疫が低下している場合は感染症を引き起こす可能性があるそうです。

(生花や花瓶の水の中の細菌を心配するよりも、院内感染のリスクのほうが高いよという意見もあるようですが…。)

 

また大部屋の場合は、香りの強い花は狭い空間では他の患者さんに刺激や不快感を与えてしまうことも考えられ、花粉や鼻炎などのアレルギーを持ちの方もいるかもしれず周囲の方に迷惑になってしまう可能性もあり得ます。

とはいえ、すべての病院が生花の持ち込みを禁止しているわけではありません。
私が居た花屋でもお見舞いにお花を買っていかれる方も多くいらっしゃいました。

ここらへんは病院によってまちまちなので、「お見舞いにお花を持っていきたいな」と考えられているなら、花を買う前に病院に一度問い合わせてみるか、大きい病院の場合だとホームページに記載してくれている事もあるので一度確認してみてくださいね。

 

 

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お見舞いで花の代わりに造花はあり?

「生花がダメだとしてもお見舞いにお花は持っていきたい!造花の花を持っていくのはありなの?」

特に、入院されている方がお花好きな場合は、お花を見て元気を出してほしいって思いますよね。

最近はフェイクでも本物のお花と見間違えるほどよくできている商品も増えています。

生花の代わりにフェイクのお花をお見舞いにもっていってもいいものか?と悩むかもしれませんが、お見舞いのお花にフェイクを持っていかれる方もいます。

消臭・抗菌加工された光触媒の造花や、本物のお花を特殊加工したプリザーブドフラワーなどがありますね。

 

が!
ここで気を付けておきたいのは、人の受け取り方によっては、造花はいつまでたっても枯れない事から、「病気が長引く」「いつまでも退院できない」という意味に捉えることもあります。

これは、お見舞いの際のお花で鉢花がダメと言われる理由(「根づく」→「寝付く」と連想するためにタブーなんです)と似ています。

 

こういうのは人それぞれの感じ方や受け取り方で変わってくるところでもありますし、自分とその方の親密度具合でも変わってくるのでケースバイケースです。

お相手の方とまだそこまで親密ではない、相手のことをまだよく知らないという場合は、造花は避けておかれたほうが安全ですし。

お相手の方と仲が良くて「造花だけど綺麗なお花を見て少しでも元気になってほしくて」のように、『あなたの事を想って持ってきたよ』ときちんと伝わるなら造花でも有りです。

造花を選ぶ時は、退院した際に持って帰る必要もあるし、病室におけるスペースも限られてくるので、大きさが15cm前後の小ぶりなサイズがおすすめです。

 

 

造花とはまた違ったものになりますが、紙でできた木に専用の魔法の水をかけると本物の桜のように花がモコモコと育つというこんな面白グッズもおすすめです。

ピンク色の花は約12時間かけてゆっくりと育っていくので退屈しのぎにもなりますし、「次に見た時にどこまで大きくなってるかな?」みたいな楽しみの一つにもなると思います。



軽くお花見気分も味わえて、入院中の気晴らしにもなると思います。

使われている成分も無毒で無臭なので病室に置いても大丈夫なのものになっています。

こういうのをお見舞いにもっていくのもお相手の方に喜んでもらえると思います。

 

 

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お見舞いで喜ばれる花以外の物は

続いて

過去に私が知人のお見舞いにもっていった物も参考に入れつつ、お花以外で喜ばれるお見舞いの手土産を紹介していきます。

 

 

●雑誌(週刊誌・クロスワードパズル・漫画etc)、本

これも定番の品ですが、知人のお見舞いに行った時は喜んでもらえたアイテムでした。
入院中でそこまで重症ではない方の場合、暇を持て余している方が多いため、暇つぶしグッズは重宝するようです。

 

●テレビカード

ベッドの傍に置かれているテレビは基本的に有料となりテレビカードが必要になるケースが多いです。
冷蔵庫やコインランドリーを使う時にも必要になり、入院中は必ず使うアイテムなのでとても助かる代物。
使いきれなかったら病院内の精算機で換金もできるので、非常に喜ばれるアイテムです。
テレビカード販売機は、病院内のエレベーターホールやロビーなどわかりやすい場所に設置されていることがほとんどです。

 

 

●日用品

身だしなみを整える為に使う日用品グッズもおすすめです。
特に入院生活中は毎日お風呂に入れるわけじゃないので、水のいらないドライシャンプー、体・顔拭きシートを始め、使い道の多いタオル、リップクリーム、ウェットシートなどなど。

お相手が女性の場合は、化粧水や乳液などの肌ケア商品も喜ばれます。
入院中のストレスを癒すグッズ(ホットアイマスク)などもおすすめ。

 

 

●DVDプレーヤー&DVD

これも入院中の暇つぶしアイテムとしてとても喜ばれるものでした。
プレーヤーと一緒に、相手が好きな映画や番組のソフトもセットで渡してあげると良いですよ。

 

 

●飲み物

水が飲めない場合は除いて、飲み物もお見舞いの時の差し入れとして重宝します。
飲み切りやすい500mlのミネラルウォーターがおすすめ。

 

 

 

上記で紹介したアイテムの中からお花(または造花)とセットで持っていくのもいいですし、お花の持ち込みがダメな場合は上記の中から少しだけ多めにもっていくのもいいですよね。

良ければ参考にしてみてください。

 

まとめ

生花の持ち込みを禁止している病院は増えているため、花を買う前には持って行っても大丈夫な病院なのか確認してから行くようにしましょう。

造花という手もありますが、お相手の受け取り方が心配な場合は造花は避けておくほうが無難。

お花以外でもお見舞いの差し入れで喜んでもらえるアイテムは多いので是非参考にしてみてくださいね。

 

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>>【花束のサイズ】3000円と5000円の花束の大きさはどのくらい?

>>【予算低め】1000円と2000円の花束の大きさは?

 

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