すらりと伸びた茎に可憐な一凛の花を咲かせるガーベラは、一輪挿しでも映えるし、花の形が可愛らしくて人気のあるお花の一つ。
でもガーベラってお部屋に飾っているとすぐに腐って茎が折れてしまったりしてダメになりませんか?
特に気温の高い夏場は持って2日~3日なんてことも…。
せっかくお部屋に飾るなら長い期間楽しみたいですよね?
ガーベラを長持ちさせるにはいくつかの注意点があるのでご紹介していきます!
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ガーベラを長持ちさせる方法は
ガーベラを長持ちさせる方法はいくつかあります!
1、涼しい場所に飾る
切り花のガーベラは気温が高いところに置いていると萎れやすいので涼しいところに飾りましょう。
エアコンの風が直接当たるようなところは花びらが乾燥するので避けて下さい。
また根から切ってしまった切り花達はおひさまの光は必要としないので、直射日光も当たらないように気をつけて下さい。
花瓶の水の中でバクテリアも繁殖しやすくなってしまいます。
バクテリアは花の茎を腐らす原因のひとつになります。
2、買ってきた後はしっかりとお水を吸わせてあげる
花屋さんでは切り花が入荷してきたら、お花に水を沢山吸わせてあげるためにその日のうちに水揚げ作業というものをします。
切り花を購入したら大概の花屋さんでは茎の所に濡れたペーパーを巻いたりしてお水処理をしてくれますが、あれは茎の切り口が最低限乾かないようにしてあるだけで、ガーベラにとっては十分なお水の量ではありません。
(中には経費削減かお水処理をしてくれないお店もありますが…)
家に到着したころには、ガーベラは「み、水を…ください…」状態になっていることがあります。
水が下がり始めていたり、茎の切り口が乾燥してしまうと十分なお水を吸えない状態になっているので、花瓶に入れてもすぐに萎れてしまいます。
なので、お花を持って帰ってきた後は沢山お水を吸わせてあげることが必要です。
購入してから1時間も水につけていなければ、ガーベラの水下がりがとても心配です。
花瓶やバケツなどの入れ物にガーベラを入れて、茎が10cmくらいまで浸かるように水を張り2~3時間ほどお水を沢山吸わせてあげてから、花瓶にいけましょう!
3、水換えの度に茎は1センチほど切り戻す
ガーベラの茎は腐りやすく、茎の外側では綺麗な緑色をしてても、中の方が茶色くなって腐ってることがあります。
切り口が痛んでしまうとお水が吸えなくなってしまうだけでなく、腐敗もどんどん進行してしまうので、水換えのたびに茎の切り口は必ずチェック!
できれば茎を直接触ってつまんだりして確認してください。
腐っているとグジュグジュとなっていて柔らかいです。
茶色に変色していなくても、触った時に中身がグジュグジュとなっていたら腐る一歩手前です。
グジュグジュになってる部分は切り落としてしまい、茎がしっかり固くなっているところまで切り戻しましょう~!
ガーベラの茎は腐りやすい?
ガーベラのお花自体は丈夫で扱いやすいのですが、茎は腐りやすいのです。
茎をいかに腐らせないかもガーベラを長持ちさせるポイントです。
どうして腐りやすいのか?
ガーベラの茎は中が詰まっておらず空洞状態でストローのような形になっています。
ガーベラ自体が含んでいる水分量も多く、空洞の中に沢山の水が入りこむことによって水分過多で茎が弱り腐りやすくなってしまいます。
もう一つは、茎には細かいうぶ毛が沢山ついていますが、この産毛部分にバクテリアが繁殖しやすくこれも茎が腐りやすい原因の一つとなっています。
このため、他のお花と比べると水に浸かっている茎の部分がヌルヌルしやすい傾向があります。
ぬるぬるしているということはバクテリアが繁殖しているということ…。
茎が腐るのをなるべく防ぐためには、花瓶の中の水の量には気を付けなければいけません。
切り花のガーベラを花瓶にいける時の水の量はどのくらい
ガーベラを生けるときの水の量は基本的に少なめにします。
先の章でも述べたように、水が多いと茎が腐りやすくなってしまうので、ガーベラを長持ちさせるために一番気を付けるべきなのは、花瓶に入れる時の水の量といえます。
この水の量が適切であればガーベラはかなり持つようになりますよ^^
目安の量としては、茎の部分が水に浸かるのが3cmくらいが良いです。
他のお花とミックスさせて飾りたい場合は、(特に他のお花がバラなどの、お水を沢山必要とする性質を持っている場合)3cmだと低すぎるので5cmくらいが妥当なところでしょうか。
水を多めに入れているとどうしても茎は腐りやすくなるので、ガーベラの持ちをとるのか、他の花のもちを取るのか、さぁどちらをとる?といった感じですが…
これと合わせて、花瓶に生けるときに一緒に切り花延命剤を入れておけば、バクテリアの繁殖も抑えてくれる&花を綺麗に保つのに必要な栄養が入っているので、長い期間ガーベラを楽しむことができますよ。
さいごに
紹介した方法でガーベラのもちはだいぶ変わってくると思います。
切り花を長持ちさせるには買ってきた後の水揚げの処置も大切です。
ガーベラの水揚げ方法はこちらも読んでみて下さい↓