毎年の初詣の時に、去年授かって家に飾っていた破魔矢やお札やお守りなどを神社に返しにいく人も多いと思います。
しかし、昨年身内に不幸があり喪中期間中の場合、『喪中のうちは神社にお参りしたらダメだから家に飾っていた破魔矢やお札を返しに行けないよ~どうしよう…』
と悩む人もおられることと思います。
喪中期間中の場合、去年授かった破魔矢やお札の処分をしたい時はどうしたらいいのか?
また、新しく今年用の破魔矢やお札も欲しいが、購入はどうしたらいいのか?などの疑問についてまとめました。
[toc]破魔矢の処分喪中の時はどうする?
まず、「喪中期間中は神社へお参りしてはいけない」とよく耳にしますがこれは間違いで、正確には神社へお参りしてはいけないのは喪中ではなくて「忌中」期間中なんです。
「喪中」と「忌中」を混同されて考えている方は多いのですが実は違うんですね~。
ややこしいわ!って感じですが…(;’∀’)
ここらへんの詳しい事は良ければこちらの記事も参考にどうぞ!
忌中が明けていれば神社へお参りしても問題ないので、自分が該当する忌中の日数を調べてみて下さい。
忌服期間は最長が父母の場合で、期間は50日間です。
※ちなみに、死の概念が違う仏教のお寺へは忌中期間であってもお参り可能です。
年末に身内が亡くなり、忌中期間がまだ明けていない場合は神社へお参りできないので、これまで飾っていた破魔矢やお札の返却ができないですよね。
古いのが返せなくて困った!(゚д゚lll)となるかもしれませんが、正月の初詣の時に返さなければいけないという決まりはないので忌中が明けてから返せば大丈夫です。
破魔矢は正月のみに出回る縁起物というイメージがあるので、古いものを納めるのも正月じゃないとだめなんじゃないかと考えるかもしれませんが、基本的に古い破魔矢を始め、お札やお守りetcは、一年中いつでも納めることが出来ます。
境内に古いお札等を納める古札納所が設置されていればそこに納めればOKですし、納める場所が設けられていない場合は、社務所の職員に声をかけて聞いてみれば受け付けてくれます。
※この時、お焚き上げ料も忘れずに一緒に納めておきましょう。
破魔矢やお札を受けた(購入した)時の金額と同額程度が良いと思いますが、自分の気持ちで決めた金額でも大丈夫だと思います。
もしも「どうしても1月最初のうちに処分したいんだーー!!」って方の場合は、古い破魔矢やお札を郵送で神社に送って納めるという手段もあります。
お金を郵送することができる定額小為替を利用して、納める破魔矢やお札と同額程度のお焚き上げ料を同封して神社へ送付するか。
又は、郵便振替口座を開設している神社もあるので、お焚き上げ料を指定の口座へ振り込み、古い破魔矢やお札を郵送する方法もあります。
たいていの神社は、古い破魔矢やお札の郵送での奉納を受け付けてくれるはず。
大きい神社だとホームページに郵送の手続きの仕方を載せてくれていたりします。
地元の小さい神社の場合はホームページの開設をしていないところも多いと思うので、一度電話で問い合わせてみてください。
喪中の時新しい破魔矢の購入はどうしたらいい?
古い破魔矢やお札の処分はわかったけれど、今年一年飾る用の破魔矢の購入はどうしたらいいのか?
お札の場合は一年中季節問わず用意されているけれど、多くの神社では破魔矢は正月の時期にしか出ていない縁起物ですよね。
よって、たいていの神社では、破魔矢の在庫がなくなればそれ以上補充することなく授与終了の売り切れごめん!となる場合がほとんどでしょう。
先の章でもお話ししましたが、忌中が明ければ神社へ行っても大丈夫ですが、忌中が明けない場合は神社へは行けないので破魔矢を受けることもできません。
「けど……忌中期間中だけれど…、どうしても今年も破魔矢が欲しいんだー!!」って時は、一度神社に連絡して事情を説明し、在庫の確保をお願いしておき忌明け後神社へ参拝した時に授与するようにするか、あるいは郵送で対応してもらうことは可能か聞いてみましょう。
懇意にしている神社に破魔矢の在庫がない場合は、他の大きめな神社や有名な神社だと破魔矢の在庫がある事も…。
どこに在庫があるのか探し出すのがちょっと面倒ではありますが、手当たり次第探してみれば、お正月が過ぎても破魔矢を授与することは可能です。
さいごに
破魔矢の処分は正月の間にしなければいけないってわけではないので、忌中が明けてから神社へ納めれば大丈夫です。
今年用の新しい破魔矢が欲しい場合は、在庫がなくなるうちに神社へ連絡して取り置きしてもらうか、郵送対応可能か聞いてみましょう。
>>神棚が無い場合、破魔矢はどういう風に飾ればいい?方角は決まってる?