節分の豆まきって豆を撒いていったらいいのはなんとなくわかりますが、細かいことって案外わからなかったりしませんか。
豆は朝に撒く?昼に撒く?それとも夜に撒くの?もしかして時間の決まりなんて特にない?
家の中のどこから撒いていくとか決まりはあるのか?
撒いた後に散らかった豆は拾ったあとどうしたらいいのか?などの素朴な疑問についてまとめました!
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節分の豆まきは何時頃から行うもの?
節分の日に行う豆まきは、鬼を追い出すためですよね。
「鬼は外~!福は内~!」と声に出しながら豆を撒くことで、鬼を追い払い一年間の無病息災を願います。
が!
いざ家で豆まきをしようとなると、正しいやり方ってあるのか気になるところです。
実は、豆まきにも適した時間が存在します。
豆まきに適した時間は、夕暮れ~夜の時間帯に行うのが正解とのこと。
節分の豆まきは陰陽道が起源となります。
旧暦では立春が新たな一年の始まりとなり、節分の日は一年間の最終日で締めくくりの日となります。
新しい一年へと切り替わる時でもあるし、季節の変わり目でもある節分の日は、ちょうど鬼門の日でもあり、気が陰→陽へと変わると考えられており、この陰陽が切り替わるタイミングは普段隠れている鬼や魔物などが現れやすいと考えられていました。
この鬼や魔物がやって来る時間は真夜中とされていたので、豆まきは夜に行うものとなったようです。
夜中に現れるといってもあまり遅い時間に「鬼は~外!」なんてしてるとご近所迷惑になるので、太陽が沈み出し夜の気に切り替わる夕暮れ時くらいに始めても問題ないでしょう。
節分の豆まきはどこから撒いていく?正しい方法ってあるの?
豆まきの豆ってどこから撒き始めるの?正しい作法ってあるの?
これもよくわからなかったりするんですよね。
「家の窓は全部締め切ってするんだよ!」
「いやいや、逆!窓は開け放してするんだよ」
「外にまで撒かないよ」
「鬼は外は声に出して言わないんだよ」みたいな。
各地域や風習、家庭の習わしによって、節分の豆まきのルールは全然違うので言うことがみんなバラバラだったりします。
統一された正しいやり方ってあるの?ってところですが、節分の起源は陰陽道です。
ある陰陽道の方が仰っていることを参考にすると、豆まきはまず最初に玄関から行います。
玄関の扉は開けた状態で、外に向かって鬼を追い払うイメージで「鬼は外!」と豆をまき、次に「福は内!」と玄関内に豆をまく。
撒いたら玄関の扉を閉めます。
次に南の方角の部屋の窓を開け、「鬼は外、福は内」と撒いていく。
撒き終わったら今度は西周りに豆まきを行っていきます。
全ての部屋への豆まきが終わったら家の真ん中に立ち、パン!パン!と二拍手して終わりです。
水回りに撒くときは「鬼は外」だけ声に出して「福は内」は言わないようにします。
と、このようなやり方を紹介していましたが、実際は陰陽道の方でもそれぞれ言ってることがそれぞれで違ったりするんですよ。
陰陽道の方でも言ってることがバラバラなんだから、もはや様々な信仰が入り組んだ現代では何が正しいのかなんてないのかもしれません。私ももうわからない(;´Д`)
ただし共通しているのは、”窓は必ず開けた状態で豆まきを行う”という点でした。
一番良いのは、自分が住んでいる地域のやり方、家庭の習わしがあるのならそれに従う事だと思いますが、特に無いのならば今回紹介した方法を参考にしてみてください。
節分の豆まき撒いた豆は拾う?拾った後はどうする?
豆まきで撒いた豆はどうしようか?って思いますよね。
外に撒いた豆は食べることはできないので掃除決定ですが、家の中に撒いた豆は、めちゃくちゃ汚いわけではないけれど食べるのもなぁ…と葛藤が…。
家の中に撒いた豆を捨てるのも勿体ないですが、拾った豆を食べるのか捨てるのかは家庭によってまちまちなところ。
潔癖な方だと「たとえ家の中でも床に落ちた物を拾って食べるなんて…」って家もありますが、筆者が子供の頃は、豆をまく前に家の床はきれいに掃除しておいて、撒いた後は転がった豆を拾って食べていました。
お腹が痛くなったこともないし、埃とか気にしなければ大丈夫!
だけど、そのまま豆を撒くと、家具の隙間に入りこんで取りずらかったり、うっかり踏んでしまったりと、後々の掃除が大変なんですよね。
拾いやすく、かつ撒いた豆が汚れなくするために、
・小分けパックの入り豆を買ってきてそれをそのまま撒く
・清潔なバケツやビニール袋を準備しておき豆をまくときはその中めがけて撒くようにしてあちらこちらに散らばらないようにする
という方法がおすすめですよー。
あと片付けも楽だし、一応豆は撒いてることになるので問題ないでしょう。
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