２月に入った頃、世間ではバレンタインの宣伝がそこかしこで行われています。
女性が男性にチョコレートを贈る文化は日本独自のものであり、最近になってはこの文化に異議を唱える人も多くみられるようになってきました。
ネットやSNSでも「バレンタインに義理チョコをくばるのは迷惑」「廃止にしてほしい」なんて意見も多数存在しますが、それでもバレンタインが近づいてくると、日頃からお世話になっている職場の男性社員に贈った方がいいのかな？ってちょっと悩みますよね…。
果たして、職場での義理チョコは本当に迷惑になるのか？
また、仮に渡すとした場合、迷惑になりにくい予算や商品ってあるのか？お話ししていきます。
[toc]職場での義理チョコは本当に迷惑になるの？
多くの方がご承知の通り、２月１４日に女性から男性へチョコレートを贈るという日本式バレンタイン文化は、製菓会社やデパートなどの宣伝広告によって広まったもの。
日頃から想いを寄せている男性への好きという気持ちを表すという、恋愛中やカップル間ではとてもドキドキする日ですよね。
昔は、職場で義理チョコを渡すのも普通に見られる光景でしたが、実は職場で貰う義理チョコを鬱陶しいと感じている男性もいるようで、「お返しが面倒なんだよね」「義理チョコもらっても別にチョコ好きじゃないし、いらない…」なんて本音もよく耳にするようになったし、”義理チョコ禁止令”がでているなんて職場も出てきました。
近年では”年賀状を辞める”お歳暮やお中元を辞める”なんて波が大きく広がってきており、昔から続いていた表面上でしかない心のこもっていない儀礼は廃止しようという虚礼廃止の風潮が広まっています。
渡す女性側としても、『お返しが面倒っていう男性が多いなら気を使わせて迷惑かな…』って考えてしまいますよね。
(女性側も義理チョコは面倒だから用意したくないって意見も多いですが…(笑))
しかし、当たり前ですが全ての人が義理チョコが迷惑と感じているわけでもありません。
「職場での義理チョコでも貰うと嬉しい」「ないと寂しい…」とつぶやく男性もいます。
一体どっち！？って感じですが。
２０１６年楽天インサイトが２０代～６０代男性５００名を対象に行った〈バレンタインデーに関する調査〉によると、
●バレンタインにチョコレートが欲しいと思うか？
はい…44.6% いいえ…42.1% わからない…13.3%
●職場の女性からもらって嬉しいと感じる男性
29.3%
(出典：楽天インサイト https://insight.rakuten.co.jp/report/20160204/)
と、上記のような結果が出ています。
職場の女性からもらうと嬉しいと感じる割合は少ないですが、やはり職場の義理チョコでも嬉しいと感じる人はまだいますね。
単純に女性からチョコレートを貰うのを嬉しいと感じる男性は全体では半分ほどですがまだまだ多いですよね。
義理チョコを渡すと迷惑になるかならないか？の判断は、勤めている職場環境や、日頃からお世話になっている人がどんな性格かで決めてみては如何でしょうか。
・従業員が少ないアットホームな雰囲気の職場
・イベント行事やお祭りなんかが好きな男性が多い
・５０代以降の中年男性社員が多い
・甘いのが好きな人が多い
普段から和気あいあいとしてて、コーヒーなどをおごり合ったりするような全体的にアットホームな職場環境だったり、(筆者の経験上でも)中年男性達が多い場合は義理チョコでも渡すと喜んでくれる傾向にあります。
逆に、
・人数が多く普段からそこまで付き合いがない人も多い
・２０～３０代の若い男性社員が多い
このような職場の場合は、義理チョコを渡すと迷惑と思われる可能性もあります。
実際に、筆者が以前勤めていた職場でバレンタインの日にお菓子を配っても若い男性達は、中年男性に比べるとあまり喜んでいない人も多かったな～という印象でした。
中には手を付けない人もいましたし…(;’∀’)
あとは、自分以外にも女性社員がいるのなら、足並みを揃えるという意味でも一度相談してみましょう。
「義理チョコなんて慣習は廃止すべし！」というフレーズが聞こえてくるようになった昨今でも職場環境によっては、人間関係を円滑にするためのコミュニケーションの一つにもなり得ます。
職場の義理チョコ迷惑になりにくい予算は？
義理チョコを渡すとしたら、相手にも自分にも負担がかからない予算で用意したいですよね。
２０１６年に楽天インサイトが行った〈バレンタインデーに関する調査〉において、「会社、取引先や男性の友人など義理チョコを贈る相手」に渡すチョコの予算は平均で９１４円という結果が出ています。
アニヴェルセル株式会社が〈バレンタイン義理チョコの平均予算〉で行った調査を確認してみても義理チョコにかける予算は、１位５０１円～１０００円、２位１０１円～５００円という結果が出ていました。
(出典：アニヴェルセル株式会社 http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report14.html)
筆者の周りでもだいたい５００円～１０００円の予算で用意している女性が多かったです。
世の女性たちは５００円～１０００円以内で義理チョコを準備している人が多いようですね。
(個別で配る一つあたりの金額なのか、みんなに配るチョコの合計での金額なのか細かいところ統計はわかりませんが…)
もしも一人当たりに５００円～１０００円のチョコを用意すると予算も結構かかってしまうし、包装も見栄えするものが多いので相手に気を使わせるかもしれません。
渡す相手に気を使わせない値段にするならば、１人あたり３００円くらいの一番簡易な包装の物が妥当。
相手にお返しで気を使わせてしまわないように、渡すときは「お返しは不要ですよ～」と一言添えるか付箋を付けて置いておくと男性にとって負担になりにくいでしょう。
※関連記事→バレンタインの義理チョコ お返しが欲しくない時はどう言って渡すのがいい？
もしも１０人以上いるなら、１０００円くらいの箱詰めされたチョコレートの詰め合わせを用意して、１人あたり１～２個あればちょうどいいのではないでしょうか。
男性陣達に一番気を使わせない方法は、チョコを一人ずつに配らずに「用意したんで良かったら食べて下さいね～」と皆の目につきやすい場所に置いておき、誰でも気兼ねなく手に取れるようにしておく手法がおすすめ。
職場で迷惑になりにくい義理チョコのおすすめってどんなものがある？
相手に気を使わせにくい迷惑になりにくいチョコレートを用意したい場合どんなものにしようかと迷いますよね。
個別で渡すなら、箱に入ったものはそれなりにしっかりして見えるので、こういう感じのビニール袋包装の簡素なものがおすすめです。
こちらは１０袋セットのもの。ネスレだから味も外れがないです。↓
バレンタイン 義理チョコ 10袋セット キットカット 男性が喜ぶ鉄板味 5個入り ギフト包装済み
メッセージの入ったものもあります。
「お好きにどうぞ！」とポンっと置いておくなら、こんな箱詰めのチョコレート菓子もいいですね。
フェレロ ロシェ(FERRERO ROCHER) T-30 チョコレート 30粒
本当に簡素なものでもいいのなら、スーパーなどで販売されているブラックサンダーなどの大袋のお菓子だとより一層気軽に手に取りやすいし、味も十分美味しいし、きっと喜んでくれるでしょう。
スーパーで売っているような大袋のお菓子は義理チョコでも一番迷惑になりにくいと思いますよ。
最後に
バレンタインの職場での義理チョコは迷惑だから廃止したいという声が増えた一方で、やっぱりもらうと嬉しいと感じる人もいます。
職場の男性に義理チョコを渡すか渡さないかは、職場環境やイベントごとが好きそうな人たちかが多いか？が判断する指標の１つになるはず。
もし用意する場合は相手に気を使わせないように、包装は簡易なもので価格も安めのお菓子を渡すのがおすすめです。
＞＞ホワイトデーのお返しは欲しくない！バレンタインにチョコを渡す時の伝え方は？
