厄年の始まりと終わりっていつなのか、よくわからないですよね。
厄年になる年齢の1月1日から?それとも誕生日から?
また厄払いの時期についても「節分より前にする」「いやいや節分の後にするんだよ!」「初詣の時にするんだよ」などなど…人によって様々な事を言うので、一体どれが正しいのか悩みませんか?
厄年の始まりと終わりについて明確に決まっているのか?
厄払いの時期は節分よりも前?後?結局いつ厄払いに行けばいいのか?についてお話ししていきます。
厄年の始まりと終わりはいつ?
神社やお寺にお参りに行くと、厄年の年齢が書かれた一覧表が出ていますよね。
厄年の年齢は一般的には数え年での年齢となります。
数え年とは、自分が生まれた年の年始(1月1日)を迎えると、満年齢(現在の歳)に1歳加えて数える年齢のこと。
・年始〜誕生日までは→満年齢+2歳
・誕生日〜年末までは→満年齢+1歳
という風になります。
年末年始を一体いつからいつまでとするか?の解釈によって、厄年がいつから始まっていつ終わるのかも変わってきます。
(´・ω・`)<『年末年始って1月1日~12月31日じゃないの?』
と思いますが、昔日本で使われていた暦は現在の太陽の動きを中心とするグレゴリオ暦ではなく、月の満ち欠けと太陽の動き両方をもとにした太陰太陽暦などの旧暦が長年使われていました。
中心とする対象が違う為、新暦のグレゴリオ暦と、旧暦の太陰太陽暦では同じ日付であってもズレが生じます。
グレゴリオ暦は1月1日だとしても、旧暦では11月26日になります。
かなりずれてますよね。
旧暦では2月4日立春が年始となり、翌年の2月3日節分が年末と考えます。
で、神社や地域や信仰によって、
・新暦の元日から大晦日までを1年間とするケース・立春から翌年の節分までを1年間とするケース
どちらを年の始まりとするかの解釈が分かれます。
また、厄年は一般的には数え年と考えることが多いんですが、これも神社や地域によっては満年齢で厄年を設定しているところも存在します。
旧暦を年始とするか、新暦を年始とするか、満年齢を厄年とするかによって厄年の始まりと終わりは違ってきます。
ちょっとややこしいですが(;´`)
神社やお寺、地域や習慣によって厄年の始まりと終わりの設定がそれぞれ違うので、人によってバラバラな事を言ってたりするんですね~。
自分が信仰している神社やお寺があればそこの基準で、地域の風習で○○日~などの決まりがあるならその基準で、厄年と考えればそれが自分の厄年ということになります。
特に決まった神社やお寺がない場合は、自分が住んでいる地域の氏神様の基準に従えばいいでしょう。
厄払いの時期は節分の前か後か、どれが正解?
「厄払いの時期は節分までに!」とか「いやいや節分の後でしょ?」なんて言う人がいますが、どっちが正解なんだよって感じですよね。
厄年の基準が神社やお寺、地域や習慣などによってバラバラなように、厄払いに関しても時期も人それぞれバラバラな事を言います。
・年始の初詣の時に行う ・年始から節分までの間に行う ・節分の時に行う、この3つのケースが多く見られます。
・自分の誕生日の時に行う ・小正月に行う ・6月30日の大祓の時に行うところもあります。
例えば、長野県のある地域では、小正月(1月15日)に厄落とし・厄投げを行い、厄年の人がみかんなどやお金を投げて、拾う人に厄を分担してもらう民間風習があったり。
福岡市では、新暦と旧暦の大晦日に、若八幡宮にて行われる「年越厄災除大祭」が有名で、沢山の人が祈願に訪れています。
各地域によって昔から伝わる伝統的な習わしもあるので調べてみると面白いですが、厄払いの時期は地域によって多種多様なので、どれが正解ってのはないんですね。
厄払いは結局いつでもいいのか
結局、厄払いの時期に関しては明確な決まりはありません。
自分の地域や習わしで決められているものがあればそれに従って厄払いすればOKです。
また神社本庁でも、厄払いはいつでも良いとの見解を示しており、実際に神社やお寺でも一年中いつでも厄払いは受けられます。
もっといえば、別に厄年じゃなくても、「良い年になるように祓ってもらおう」とか「ゲン担ぎに」という動機で、厄払いを受けたければ受けてもいいんです。
仕事の都合などで、地元の神社の厄払い大祭に参加できなくても、後日自分の都合の良い時に厄払いを受ければそれで大丈夫です。
まとめ
厄年をいつからはじまりとするか、厄払いを受ける時期はいつが正解かには、信仰している神社やお寺、地域などによって本当にさまざまなので、これといって正解とされるものはありません。
神社やお寺でも一年中いつでも厄払いをしてくれるので、自分の都合の良い時に厄払いを受けるのでも問題はありません。
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