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賃貸の退去費用で壁に穴がある場合は?自分で直すのはあり?保険は使える?

 

賃貸でマンションやアパートに、ちょっとしたアクシデントで壁に穴を開けてしまったらめちゃくちゃ焦りますよね。

真っ先に頭に浮かんでくるのは『退去の時の修理費用…いくらかかるんだろう…』じゃないですか?

退去費用がかなり高額になるんじゃないかって不安になりますよね。

・賃貸の部屋の壁に穴を開けてしまった場合、退去時の費用はどのくらいかかるものなのか?
・自分で修理して直せるのか?
・保険適用はされる可能性はあるのか?

壁に穴をあけてしまった時に気になるこの3点をまとめました。

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目次

賃貸の退去費用で壁に穴がある時はどのくらいかかる?

喧嘩してムシャクシャしている時に思わず壁をドン!と叩いた時に…

部屋の模様替えで重い家具が壁にぶつかってしまった時に…

バリ!っという音と共に壁にポッカリと穴がぁ。゚(゚´Д`゚)゚。

 

こうなるとかなり焦る同時に、「退去の時の費用めっちゃ取られるんじゃ…」なんて不安がよぎりますよね。

 

部屋を退去する時には部屋の原状回復の為に、借主が費用を負担するものと費用の負担が要らないものがありますが、借主が通常の使用範囲を越え、故意または過失によって壁に穴をあけてしまった場合は、費用負担が必要になってきます。

 

費用の負担が要らないものとしては、

・経年劣化…時間の経過と共に起こる自然な劣化現象
・通常摩擦…普通に生活している上でできる傷など

この2点に該当するものになります。

 

壁に穴をあけてしまったといっても、カレンダーやポスターなどを飾るために画鋲を刺してできた小さい穴くらいだと、通常の生活での範囲内とみなされるので退去時に修繕費用の負担はかかりません

 

 

釘や杭で出来た穴だと、画鋲で刺した時より大きな穴があいてしまって目立ちますよね。
この場合は、修繕費用の負担がかかる可能性が高いです。請求される額はだいたい1万円前後

 

 

もっともっと大きな穴をあけてしまった場合は、もうお分かりの通り費用はもっと高くなります。

とはいっても、穴の大きさにもよるし、複数穴が開いていたり、その穴がどこまで致命傷を与えているのかによって費用はかなり違います。

 

・小さくて部分修理のみで済む場合は…約2万円~3万円くらい

・複数穴が開いている、または、致命的な傷で石膏ボードや壁紙全取り換えが必要な場合…約5万円くらい

 

上記の金額がだいたいの目安といったところです。

 

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賃貸の壁にあいた穴を自分で直すのはあり?

 

壁に穴が開いてしまった時、ふっと考えてしまうのが『自分で修理して退去の時にばれなきゃいいんじゃないか…』ではないですか?

 

自分でなんとかできそうな穴だと、どうにかできそうって思いますよね。

 

うまく修繕できれば、退去立ち合いの時にも気づかれない可能性はあります。

 

釘や杭を打って開けてしまった程度の穴なら、ホームセンターなどで売られている専用の修繕グッズを使って穴を埋めればごまかせます。

 

しかし、こぶし大くらいの大きい穴を修繕するとなると、手間も労力もテクニックもいるので結構大変。

 

ホームセンターなどでは石膏ボード用の穴埋め修繕セットも販売されているので、日曜大工が得意な人や、手先が器用な人、絶対上手くできる自信がある人は自分で修繕するのもありです。

 

が!全くの素人がやると変にデコボコになってしまったり、穴を上手く修復できてもその上から壁紙を貼らなければいけませんが、ビリビリに破れている場合は新しい壁紙を準備しなければいけません。

 

元の壁紙と同じ材質&模様の壁紙が用意できない可能性も高いです。

 

例え同じ壁紙が用意できたとしても、クロスは年数が経つと変色を起こしていることもあるので、もしかしたら色がチグハグになって不自然になるかもしれません。

 

誰が見ても穴が開いていたなんてわからないくらいの出来栄えになれば万々歳ですが、上手く修繕できていない場合は、退去時立ち合いの時、指摘され結局修繕費用を負担しなければいけない…なんて可能性もあります。

そうなると費用がかさむし、要らない労力を使うことになるので、自分で修理するのはよほど自信がある方以外はあまりおすすめできません。

 

もし友人や知り合いに家屋修繕の職人さんがいるなら修理をお願いしてみてもいいし、自分で修繕業者に依頼して安く済ませる事もできますが、本来借りている部屋でなんらかの破損が生じた場合は、大家さんや管理会社に連絡する義務があります。

 

大家さんや管理会社に連絡せずに修理依頼をした事がバレると、うちを通さずに勝手に何をやってるんだ!とちょっと厄介な事になるかもしれません。

 

 

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賃貸の壁に穴をあけた時に保険は適用になるのか

 

部屋を借りるときに必ず入る火災保険。

 

火災保険は、風災や火災などによるリスクに備える保険というイメージですが、実は場合によっては壁に開いた穴も保険適用の対象になるケースがあります。

 

しかし対象になるのは故意ではなく事故で開けてしまった場合のみです。

 

例えば…
・模様替えで家具を運んでいる時にぶつかって開いてしまった
・子供が遊んでいる時に壁を蹴って穴が開いてしまった… etc

イライラしたので壁を叩いた時に開いてしまったなどは対象外になります。

 

火災保険を契約した時に「借家人賠償責任」も付帯しているかがポイント。

 

たいていは賃貸契約をする際、火災保険加入時に借家人賠償責任も付帯しているケースが多いですが、一度自分が加入している火災保険の契約や補償内容を確認してみて下さい。

 

建物は大家さんの所有物となりますが、壁は建物の一部に該当し大家さんの所有物ということになります。

この「借家人賠償責任」とは、大家さんの所有物に対して損害賠償責任が発生した場合に補償してくれる特約です。

 

穴を開けたのがわざとではなく事故の場合は「借家人賠償責任」が適用され保険金がおりる可能性がある…、いざという時のための保険なのでここは有効活用したいところですよね。

 

※しかし契約内容に免責金額が設定されている場合は、修理費用が免責金額を越えることが条件になります。
修繕費が免責金額以下の場合は、自腹負担になってしまいます。

 

まずは自分のケースが保険適用になるか、契約している保険会社に確認してみてください。

 

 

まとめ

部屋の壁に穴を開けてしまったら、退去時には原状回復のために修繕費用を負担する必要があります。

ある程度の大きさがある穴を自分で修繕するのはかなり腕に自信がある人や知識がある人じゃない限りおすすめはできませんが…。

穴をあけてしまったのがわざとじゃない場合は、加入している火災保険が適用されるケースもあるので、一度確認してみてください。

>>引っ越しの荷造りは何処から始めればスムーズに進む?

 

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