年が明けたら初詣に行かれる人も多いと思います。
めでたい雰囲気の中でお参りしていると、ついついおみくじを引きたくなりませんか。
良い内容が書かれていたら年明けからツイてるなって嬉しくなるし、悪い内容が書かれていると凹んでしまいますが、ここで出てくる素朴な疑問の一つ『このおみくじに書かれている事って一体いつまでの事なんだろう?』
巷でよく目にする星座占いとかだと”〇月〇日~日の運勢”みたいに期間が決められて載っていますが、おみくじにはそういった記載がないので判断に迷いませんか?
また、引いたおみくじを持って帰る方もいると思いますが、正しいおみくじの保管方法ってあるものなのか?
おみくじの取扱に関して注意することはあるのか?も疑問に思う点ですよね。
持ち帰ってきたおみくじで古いおみくじはどうやって処分していけばいいのか?などなど…わからないことって結構あります。
今回は、おみくじの有効期限や取扱いについてお話ししていきます。
[toc]初詣で引いたおみくじの有効期限はいつまで?
引いたおみくじの有効期限は特に決まっていません。
じゃあどうやって判断すればいいんだよって声が聞こえてきそうですが。
明確に言うと、いつまでだという決まりは特にありませんが、”引いた人によっておみくじの期限は変わる”ということが言えます。
おみくじを引く時に、『今年一年の運勢を教えて下さい』と念じながら引いたおみくじなら、有効期限は一年間になるし。
『今月の運勢はどうなんでしょうか』と念じながら引いたおみくじなら、有効期限は今月いっぱいということになりますね。
何か叶えたい願いや達成したいことがあって叶うか叶わないか?念じながら引けば、その悩みや質問に対する神様の答えがおみくじに書かれていることになります。
この場合は、自分がまた新たにお神籤を引こうと思うまでが有効期限になると考えていいでしょう。
信じるか信じないかの解釈の方法が十人十色なように、引いたおみくじがいつまで有効なのか?も人それぞれ異なります。
初詣の時に何も念じずにおみくじを引いたなら、新年のあいさつの時に引いたものなので今年一年の運勢だという風に考えていいのではないでしょうか。
おすすめなおみくじの見方
ちなみに、おみくじは神様からのアドバイスが頂けるものであって、ただの運勢を占うだけの占いではありません。
大吉が出たら「クゥーー!」とガッツポーズ、凶が出たら「まじか~…ツイてないわ~」と凹むという光景がよく見られますが、重要なのはそっちじゃなくて、ちょっと小難しい文章で書かれている和歌などの文章の方です。
大吉なのに散々な内容が書かれていたり、凶なのに良いことが書かれていたりすることもあります。
吉や凶などの運勢は只のお遊び程度に受け止めて、和歌などの文章の方に注目しましょう。
面白いほどその時の自分と合致する言葉や、アドバイスが書かれているんですよね。
筆者もこれまで何度もおみくじを引いてきましたがその中のいくつかの体験談を語ると…
◆体験談①
やる事が沢山ありすぎて時間がない!毎日必死に作業をこなし、一日があっというまに過ぎていく時間の早さ、歳をとっていく早さを痛感。
このペースで行くとあっという間に老けているんじゃないかとぼんやり考えることも増えていた頃に引いたおみくじに書かれていた内容が
【和歌「私の若さよ、おーい、どこへ行ったんだ。見も知らぬ老人にその身を譲ってしまって」このみくじを引く人、時の早さを知る】
また、この時の私は仕事で挑戦したい事がありすぎて、詰め込んであれこれしようか考え中だったんですが、
【仕事運…可能だからといって全部を抱え込まないで】
全部まさにドンピシャ(笑) おみくじを開いた瞬間、ドンピシャすぎて「プっ!!」と吹いてしまいましたが…。
◆体験談②
やさぐれていて傲慢になりつつあった頃に、お参りしたお寺にて凶のおみくじを引く。
おみくじの内容は【今の考えや言動は慎み改めなさい】
やさぐれモードスイッチオンの状態で納得できなかった私は、隣接していた別の神社で懲りずにもう一度おみくじを引きました。
そしたら再び凶を引き当て、内容も一番目に引いた事と同じような事が書かれていて、ここで『ハッ…!』と自分の愚かさに気が付き、改心しようと思いました。
◆体験談③
筆者じゃなくて、一緒にお参りした友人の引いたおみくじの話し。
境内を散策しながら友人と会話していた際、友人<「ちょっとでも世界の人が幸せになれるようなお手伝いがしたいと思う。私一人の力じゃ本当に小さいんだけど」と語っておりました。
そのあと引いた神籤にかかれている文章には世界平和という言葉が使われており、内容も友人がさっき話していたことを後押ししてくれるような内容でした。
文章の細かい内容は忘れちゃいましたが(;”)これもドンピシャだなと感じましたね~。
信じるか信じないかはあなた次第ですが。
おみくじってただの占いじゃなくて、神様からの自分に対してのアドバイスを分かりやすく言葉で表現してくれているんだと思います。
凶を引いて縁起が悪いな~と落ち込んだり、大吉が出てイエーイ!と有頂天になって喜んで終わるのではなく、内容をしっかりと読み、反省すべき所があれば素直に反省し、神様からの励ましのお言葉として有難く受け止め日々努力を怠らないことが大切。
筆者がおみくじを引くときは「今の私にお言葉を下さい」と念じてから引きます。
なので自分の中でのおみくじの有効期限は、次におみくじを引くときまでと決めています。
初詣で引いたおみくじの保管はどうするのがいい?
おみくじって引いた後は境内の木や専用の所に結び付ける人も多いですよね。
しかし、自分にとって嬉しいことや良いことが書かれていると持って帰る方もおられるでしょう。
筆者も引いたおみくじは、木に結びつけずによく持ち帰っています。
おみくじを引くときに「今年の運勢を教えてください」「今月の運勢を教えてください」「○○が叶うのか、教えてください」と、期間を定めたり、ある願望を祈念しながら引いたおみくじは、その期間までは大切に保管し、時折り読み返し指針にするのがおススメ。
持ち帰ったおみくじの保管場所は特に決まりはありません。
なので、思い立った時にパッと見返せるように、財布・定期入れ・手帳etc…に保管しておくと良いですよ。
日記帳に張り付けていくと、過去に引いたおみくじと、その当時~現在の自分を照らし合わせてみるのも結構楽しいものです。
引き出しの中や、缶や小物を入れるケースなど、なんでも構いません。
古いおみくじの処分の仕方は
去年引いたおみくじが財布の中に入ったままだったりしませんか?
古いおみくじの処分方法ってどうしたらいいのかな~って悩んだりしますが、おすすめの処分方法は、”おみくじを引いた神社に返す”です。
先に神様へのお礼参りを済ませた後に
・神籤を結びつける場所が設置されているならそこに結んでくる
or
・古いお札やお守りを納める専用の箱があるならそこに納める
このどちらかでOK。
もしも、おみくじを引いた神社が遠い場所にあってそこまで足を運ぶのが難しい場合は、近くの神社でも構いません。
その場合でも、そこの神社の神様へ挨拶をきちんと済ませてから、古いおみくじを納めるようにしておきましょう。
過去に引いた古いおみくじは、必ず処分しなければダメというわけじゃないので、ゲン担ぎや思い出としてとっておきたい神籤はそのまま保管していても大丈夫です。
まとめ
おみくじの有効期限は特に決まっておらず引いた人によって変わります。
できれば悪い内容のおみくじが出た時でも持ち帰り、時折見返すようにしてかかれている事に注意して、日々を過ごしていれば凶が吉に転ずることもあるでしょう。
古い神籤を処分するときは、感謝の気持ちを込めて神社へ返すのがおすすめですよ~。
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