蚊に刺されたら、痒くなるだけじゃなく、大きく腫れあがってしまう方いませんか?
異様なまでに腫れてしまうと心配になるだけじゃなく、見た目も気になってしまいますよね。
一体何が原因でそんなに腫れてしまうのか?
腫れあがってしまった箇所はどのように対処すればいいのか、ご紹介していきます。
蚊に刺されると大きく腫れるのはなぜ?
通常、蚊に刺されたくらいでは、少しポコっと膨れて赤くなったりして、
その後かゆみが引くと共に通常通りの皮膚に戻っていくことがほとんどかと思いますが、
なぜ人によっては大きく腫れあがってしまうのでしょうか?
まず、蚊に刺されてプクっと膨らんだりするのは、
蚊の蚊の唾液や毒素などが体内に入り、それに対して免疫反応が起こるため。
この反応の仕方が人によって個人差が出てきます。
刺されても気にならない人もいますが、反対に刺されると異様に腫れる人がいます。
・すぐに反応が出て数十分で治まる場合は…即時型反応
・痒みや赤み、腫れなどが、刺されて数時間後にかゆてくる場合は…遅延型反応
と分けられます。
また、免疫力が少なかったり、体質も関係している可能性もあります。
年齢を重ねていくと体質も徐々に変わってきますが、
昔は蚊に刺されても平気だったけど、ここ最近からすごく腫れあがってしまうようになったという方も多いです。
免疫力がまだ十分についていない小さい子供はかに刺されるとすごく腫れあがる場合がありますが、それと同じ事が起こっていると考えられます。
また、その蚊がたまたま持っていた毒素が強い又は特異なものだったりすると、
やや遅れて症状が出たり、強く反応が出たりする場合もあります。
蚊の持ってる毒素の量や種類なども、各地域によって違う場合があるようで、
普段蚊に刺されて腫れなかった人でも、旅行などで別の地域に行った際に刺されると大きく腫れて痒みも長く続くことがあります。
蚊に刺さた腫れの箇所の対処方法
大きく腫れあがってしまった場合の虫さされの治療は大きく分けて2種類あります。
①とにかく早くかゆみを抑える。
かゆみを抑える場合は、ムヒなどの虫刺され薬よりも抗ヒスタミン剤入りの軟膏を塗った方が直りが早いです。
虫刺されのアレルギー反応をいつまでも残さないためにも、
炎症も抑えてくれるステロイド入りの痒み止め軟膏を塗布していたほうが効果が期待できます。
薬局などで売られているので、簡単に手に入ります。
ステロイド剤と聞くと副作用が怖い…と思われる方もいると思いますが、
きちんと用法用量、使用する期間を守り、正しく使っていれば、そこまで怖がるものでもないと思います。
心配な方は薬剤師さんなどに相談してみるのも良いでしょう。
②赤みや腫れを引かせる。
腫れを抑えたい場合は、とにかく冷やすことが大切です。
ビニール袋に氷水を入れた物や、アイスノンなどで患部を冷やします。
直接肌に貼るタイプの冷えピタは、患部を刺激してしまうので止めておきましょう。
そして、何より気を付ける事は痒くても掻かない事。
治りが遅くなるだけでなく、腫れが酷くなる可能性もあります。
寝ている間に無意識に掻いてしまい、翌朝にはまた腫れが酷くなってしまった…!
なんてこともあるので、就寝時も掻かないように注意しましょう。
蚊に刺された腫れが治らない場合は
患部を冷やしてかゆみ止めも塗って2~3日、最高でも1週間経っても治る気配がない場合や、
悪化して酷くなっていく場合は、病院に行くことをおススメします。
病院は皮膚科を受診しましょう。
稀にですが、蚊に刺されて激しい症状が出る人がいます。
腫れあがるだけではなく、
・発熱
・リンパ節の腫れ
・全身のだるさ
などの症状が出ます。
これは「蚊刺過敏症」といってEBウイルスというウイルスに感染した人のごく一部に起こる疾患とされています。
EBウイルスはヘルペス属のウイルスの中の一つで、
日本人の90%以上が抗体を持つ普通にありふれたウイルスなんですが、
稀に発病してしまう方がいるようです。
一度皮膚科のお医者さんに相談してみることをおすすめします。
まとめ
蚊に刺されて大きく腫れあがってしまうと心配になってしまいますが、
発熱やリンパの腫れなどの症状が出ていない場合は、患部を冷やしながら、
効き目の強い虫刺され薬を塗ることで、ほとんどの場合は引いてくると思います。
発熱や、リンパの腫れなどの症状がある場合は、お医者さんに診てもらってくださいね。
未然に防ぐということでも普段から虫よけ対策は重要なってきます。
蚊の活動が活発な4月~11月頃までは虫よけ対策は十分にしましょう。