お家で飼っている猫ちゃんが布団に粗相してしまった…!
猫は体臭が臭くない分、排泄物のニオイは強烈です。
強烈なにおい成分が、大切な寝具にかけられてしまったらすごくショックですよね。
自宅で洗うことができない布団の場合はもっとショックになります。
そこで考えるのが、布団をクリーニングに出すこと。
クリーニングに出すと、あの独特な匂いはきちんと取れるのでしょうか?
猫に粗相された布団はクリーニングで匂いが消える?
猫の尿のニオイは鼻を衝くような独特な匂いがしますよね。
いわゆる”猫のニオイ”というのは、この尿が原因。
そんなものが布団にかかってしまうと、筆者だったらめっちゃくちゃ落ち込みます。
しかも羽毛布団や、分厚い布団だとなおのこと…。
自宅で洗えないので残る手段はクリーニングに出そうかと悩みますよね。
果たして、クリーニングで洗ってもらったら猫の尿のニオイは落ちるのか?
これは、
・猫の尿のしみ込み具合と
・かけられてから日数がどのくらい経ってしまっているか
によって尿のニオイやシミが落ちるか落ちないか変わってきます。
粗相されてまだそんなに日数も経っていなく、しみ込み具合もひどくなさそうな場合は、
ニオイもシミも落ちてくれる可能性が高いと思われます。
布に完全に染み込んでしまっている場合は、簡単には取れないかもしれません。
しかし、
「羽毛布団に粗相されたけどクリーニングに出したら、ニオイもシミも綺麗に取れて、おまけにフカフカになって返ってきた!」
という方もいるので、一度クリーニング業者に相談されてみてはいかがでしょうか。
注意しておきたいのが普通のクリーニング店ではなく、布団専門のクリーニング店を選ぶことです。
普通のクリーニング店だとドライクリーニングで洗ってくれますが、
ドライクリーニングでは猫の尿のニオイが落ち切るか微妙なところのようです。
しかし、クリーニングに出して綺麗になったとしても安心はできません。
猫の嗅覚は人間と比べて1万~10万倍とされています。
人間が感知出来ないほど消臭しても、布団には猫の尿の成分がまだ微量についている可能性が高いです。
優れた嗅覚の持ち主である猫は、わずかなニオイ成分を感じとります。
このニオイを嗅ぎつけてしまうと、また布団に粗相されてしまう可能性があります。
猫の粗相に効果のあるにおい消しの方法
クリーニングに出してもまだ匂いが残っている場合や、
まだクリーニングに出す前の場合でも、猫の尿のニオイが気になるときに使える良い消臭方法があります。
・熱湯(又は熱いタオル)
・酸性の洗浄成分
この2つを使います。
猫の尿のほとんどは熱湯で気化します。
しかしあの、独特なアンモニア臭は酸性の洗浄剤を使ってじゃないと取れません。
猫の尿はアルカリ性なので、酸性のクエン酸やミョウバンなどを使って中和するとあの匂いが消えていきます。
■熱湯がかけれそうな場合
お風呂場やベランダなど、水を使っても大丈夫な場所に布団を運び、
粗相された箇所が下になるように、立てかけるか、又は干して下さい。
沸騰したお湯を粗相された部分にゆっくりとかけていきます。
布団にしみ込んでいた尿がどんどん落ちていきます。
その後、クエン酸やミョウバンを水で薄めたものを吹きかけていき、
再びお湯をかけていきます。
これをニオイがなくなるまで続けてみてください。
■熱湯をかけるのが無理そうな場合
熱いタオルを使います。
熱いタオルを粗相された箇所に広げて蒸していきます。
蒸気で中に滲み込んだ汚れを浮かしていきます。
そして、クエン酸やミョウバンを水で薄めたスプレーをしてふき取りながら様子を見て下さい。
滲み込んでしまっている深部から臭ってくるので、しばらくニオイが出てきますが、何度か繰り返してみてください。
熱いタオルの他には、スチーム機能のついたアイロンやスチームクリーナーでも良いです。
ニオイは完全にゼロとまではいきませんが、おしっこ臭さはかなりマシになってくると思います。
またクエン酸やミョウバンを薄めて作るのが面倒な場合は、
安全で安心して使える消臭効果抜群のカンファペットというものがあります。
特にアンモニア臭に効果が期待できるのです。
このカンファペットは、東京都から表彰を受けており、大手食品会社でも使用されている消臭&除菌製品で、
実際、筆者も家で使っており、実家でも母親が使っていますがペットの消臭だけでなく、
キッチンで除菌に使ったり、自分の手の除菌にもシュシュっと使ったりとかなり重宝しています。
注文してから2日で届くというスピード配送で驚きでした。
クエン酸水&ミョウバン水が面倒な方は良かったら使ってみてくださいね。
猫の粗相から布団カバーで布団を守ろう
いくらニオイを取ってみても、
猫に感知されてしまうくらいのニオイ成分まで完全に取り切れないことが多いです。
その場合は、また同じ場所に粗相されてしまう可能性が非常に高く、
綺麗にしたところなのにまた汚されると、こちらもストレスになるし、またお金も労力もかかって大変ですよね…。
せっかく綺麗にした布団を再び汚されないようにするには、布団に粗相防止対策をしておくことがおすすめです。
一番良いのが、防水用の布団カバーを布団全体にかけておく事。
これだと、仮に粗相したとしても、防水なので布団にしみ込むことは防げます。
布団カバー以外だと、ペットシーツを張り付けておいたり、
レジャーシートを広げて布団に被せておく、などなど…。
とにかく撥水や防水性のあるものを布団に広げておき、粗相の恐怖から布団を死守しましょう…!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
猫の尿は独特のニオイを放ちますね。
少しでも尿のニオイが残っていると何度も同じ場所で粗相を繰り返してしまいます。
また、粗相された箇所を放っておくと中までしみ込んでしまい、
匂いが落ちにくくなってしまうので早めに対処しておきましょう。