虫刺されで痒い…。
掻いてはだめとわかっているけどついつい掻いてしまって、その部分が茶色いシミになってしまっていませんか?
蚊は足や腕などを刺してくるので、目立つ個所にポツポツとシミになってしまって、足や腕を出している時に人の目線が気になりませんか?
なぜ茶色くシミになって残ってしまうのか、このシミを消す方法はあるのか?ご紹介していきます。
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蚊に刺されて茶色い跡はなぜ残るのか?
蚊に刺された箇所は、掻いたらダメ!と言われますね。
我慢して掻かずに放置していたら、刺された後は綺麗に治ることがほとんど。
でも、痒くってムズムズして我慢できないんですよねぇ…。
虫刺され跡はなぜ茶色くシミになってしまうの?
虫刺されの跡が茶色くなるのは、“炎症後色素沈着”によるものです。
虫刺されをはじめ、ニキビ、湿疹、傷、火傷などの炎症が起きた後に、物理的な刺激によって色素細胞が刺激され、メラニンが増加する事でできるシミです。
一般的なシミとは生成のされ方に違いがあります。
掻いてしまうことが物理的な刺激を起こしてしまい色素沈着を招いてしまうわけですね。
また体質によっては濃いシミになってしまう事もあるようです。
虫刺され跡の茶色いシミは自然治癒はする?
通常は炎症がおさまり、新陳代謝が活発に動いていれば、肌の細胞の生まれ変わるターンオーバーも正常に働くので色素沈着は数か月ほどで徐々に薄くなっていきます。
しかし、新陳代謝が落ちていたりするとターンオーバーが正常に働かずに、溜まってしまった色素が排出されなくなってしまい何年も茶色いシミとなって肌に残ってしまいます。
年齢を重ねていく毎にターンオーバーはだんだん遅れてきます。
小さい子供や若い人は皮膚組織の母細胞も活発に働いているので、掻いて傷ついてしまってもまたすぐに新しい皮膚が生まれてくるので綺麗に治りやすいですが、歳をとるにつれターンオーバーの力は落ちてくるので自然治癒しにくくなってくるといえますね。
めちゃくちゃ綺麗で美魔女な美容メーカーの方が「ターンオーバー周期は28日とされているけど、紫外線が強くなってきている現代では【28日+自分の年齢】が自分のターンオーバー周期と考えたほうがいいですよ。」と仰っていました。
あなたのターンオーバー周期は何日でしたか…??
蚊に刺された茶色い跡を消す方法をご紹介
虫刺され跡の茶色いシミは、炎症後色素沈着が原因だとわかりました。
では、この茶色いシミを消すにはどうしたらいいのか?
一番良いのは肌のターンオーバーの活性化です。
■ターンオーバーが乱れる原因とは?■
・運動不足や睡眠不足、夜更かし、偏った食生活などの生活習慣の乱れ
・ストレス
・紫外線によるダメージ
この原因を解消していけばターンオーバーの乱れを防ぐことができると考えられますね。
肌のターンオーバーの活性化のためには
紫外線を防ぐ
シミになってしまった跡の部分は、健康な皮膚よりも紫外線の影響を受けやすくなっています。
紫外線によってまた刺激を受けるといつまでたっても治りにくくなってしまいます。
生活習慣の見直し
生活習慣の乱れは自律神経の乱れとなり、新陳代謝にも影響を与えます。目指せ、夜更かしせずに早寝早起き生活!
睡眠は十分に取る
肌のターンオーバーは眠っている間に起こります。
睡眠時に出る“成長ホルモン”が、ターンオーバーで重要な役割を果たします。
食生活はバランスよく摂る
ビタミン類やタンパク質、亜鉛などを意識して取り入れるとよいです。
全て肌の再生を促す大事な栄養素です。
ビタミンの中でもビタミンCは、体の内側からメラニンができるプロセスに働きかけてシミとそばかすを防ぐ効果が認められた成分であり、シミを消したい方にはおすすめの栄養素の一つです。
ビタミンCが多く含まれている食材…緑黄色野菜、オレンジやキウイなどの果物
亜鉛も皮膚や髪の毛などを作るうえで非常に重要な栄養素の一つです。
亜鉛を多く含む食べ物…牡蠣(カキ)、うなぎ、チーズ、レバー、大豆類、そば、ゴマ、ナッツ類
軽い運動を日常生活に取り入れる
軽い運動をすることで、体の血行が良くなりターンオーバーを促します。
一駅分多めに歩くとか日常的に取り入れやすい事から始めるだけでも変わります。
お肌を保湿することも大切!
傷跡の部分は肌が乾燥しているので、しっかり保湿することも大切です。
”美白化粧品”などを使うのもいいでしょう。
ビタミンC誘導体配合などの化粧水や美容液などがおすすめです。
ビタミンC誘導体配合はシミに有効な成分として認められています。
“傷あと改善外用薬”を使うのもおすすめ。
シミができてから1~2年の傷跡にも使えるのでおすすめです。
また保湿効果抜群で、昔から家庭の治療薬としても使われてきている”馬油”が効き目があったという方もいます。
馬油は口に入ったとしても無害とされているので、安心して使える保湿化粧品といえます。
新陳代謝をあげたり、美白化粧品や薬を塗っているからといって目に見えて傷跡が消えるわけではありません。
日々の積み重ねを続けていきましょう。
蚊に刺された跡を残さない方法!
刺されてしまった跡がシミになって悩まないためにも、蚊に刺された直後の患部のケアは大切です!
虫刺され跡はどうすれば跡が残らない?
まずどれだけ痒くても掻かないことが重要!
ムヒやキンカンなどのかゆみ止めを塗って、かゆみと炎症が引くまで待ちましょう。
患部を冷やすのも、痒みを麻痺させることができます。
また蚊の唾液は温熱によって分解されます。
毒である唾液が変性するのは43℃以上から。
できれば46℃程度の熱いお湯を当てるとアレルギー反応が和らぎますよ。
お湯が用意できない場合は、熱いおしぼりやタオルなどで温めて下さい。
蚊に刺されてからすぐにする方が効き目があります。
絆創膏やセロハンテープ、虫刺されパッチを患部に張り付けるのもいいでしょう。
刺された後って患部が敏感になって、少し服が擦れてしまったり何か当たったりしただけで痒くてたまらん!ってなってしまいます。
テープ類を貼ることによって、外部からの刺激を保護し、仮に掻いてしまっても傷がつくことが防げます。
まとめ
虫刺されによる茶色いシミは炎症後色素沈着によるものがほとんどです。
肌のターンオーバーの活性化を促していき、シミに効果的と言われいるモノを普段から取り入れていくことで、徐々に薄くなってくれることが期待できます。
虫刺され跡をシミにさせないためにも、蚊に刺されても掻かないことが大切です。
今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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