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秋の蚊は強いって本当?かゆいのも増す?いつまでいるの?

 

「秋の蚊は毒が強い」とか「秋に蚊に刺されると、夏場よりも痒くなる」と口にする人が結構います。

筆者も小さいころに祖母から聞いたりして覚えています。

また実際に秋口に蚊に刺されると痒さを強く感じたり、ひどく腫れあがったりする方もいますね。

本当に夏場よりも秋の方が蚊が強いのでしょうか?

夏と秋だったらどこか違うところがあるのでしょうか?

疑問を解消していきましょう。

 

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目次

秋の蚊は強いって本当なの?

 

まず、日本国内で私たちがよく見かける&吸血してくる蚊は以下の3種類に絞られます。

 

・ヒトスジシマカ
・アカイエカ
・チカイエカ

 

大まかに説明すると、主に外で行動している蚊が「ヒトスジシマカ」

屋内で行動しているのが、「アカイエカ」「チカイエカ」

 

秋に行動する蚊の種類は夏に行動する種類と変わりません。

 

そして、現在の研究では、季節によって蚊の毒の成分が変わる事はないとされています。

 

じゃあなぜ秋の蚊が強いというのか?と疑問が湧いてきますよね。

 

実は、蚊の産卵活動が活発になるのは涼しくなり始める9月10月頃

 

蚊は産卵するために吸血行動します。

 

ということは夏よりも秋の方が蚊に刺されやすいんですね。

 

”蚊は秋に多い”と言われるのもこのことからだと考えられます。

 

特に、ヒトスジシマカは冬は卵の状態で越冬します。

 

ヒトスジシマカの場合は、最後に卵を産んで子孫をつなぐためにいつもより旺盛に行動している可能性も考えられます。

 

最後の力を振り絞って卵を沢山産むために多めに吸血しているので、それに比例して人間の体に残す唾液の量も増えるから強いと言われるのでは?と考えられます。

 

このため、秋の蚊は強いと言われるのではないかと考えられます。

 

ちなみに屋内で活動するイエカのチカイエカは気温が高ければ冬でも行動しますし、アカイエカも成虫で約半年間越冬します。

 

チカイエカのほうは、地下鉄・商業施設・オフィスなど、年中快適な温度に調整されている場所に生息しているので、冬場でも油断大敵です。

 

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蚊は秋のほうがかゆさが増す?

 

蚊の毒の成分は変わらないのに、なぜ秋の蚊に刺されるとめちゃくちゃ痒く感じるのかも疑問ですよね。

 

先の章でもお話ししたように秋の蚊は産卵するために多くの血を吸うので、その分人間の体内に残される蚊の唾液量も多くなるから痒さが増すように感じるのかもしれないという説が一番有力です。

 

蚊に刺されると痒いと感じるのは、蚊の毒に対してアレルギー反応が起こっているからですが、アレルギー反応の起こり方も季節によって変化することはないと考えられています。

 

単純に体内に注入される蚊の毒の量が多くなるから、その分痒くなっているだけと考えられます。

 

蚊は秋のいつまでいるの?

 

我々を狙ってくる厄介な蚊は一体いつまでいるんでしょうか?

 

蚊が盛んに行動する気温は15℃~26℃

 

だいたい11月頃までは蚊は行動しています。

意外と長いですよね…。

 

蚊に刺されやすい方は秋になっても虫よけ対策をしたり注意が必要です。

 

比較的攻撃性の強い(しつこい)ヒトスジシマカの場合は寒さが苦手なので、15度を下回る日が続くと段々といなくなってきます。

 

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ただしイエカの場合は例外で、冬の寒い時でも屋内のぬくぬくした場所で越冬&生息しています。

 

晩秋~冬にかけてでも、家の中やオフィスなどの特定の場所で刺されることが多い場合は、蚊取り線香を焚いたり虫よけスプレーを振ったりして対策してみてください。

 

 

まとめ

秋の蚊は強いのか?についてお話ししました。

季節によって蚊の持つ毒性が変化することはありませんが、いつもより吸血行動が盛んになるのと、体内に残す唾液の量が増えるので「秋の蚊は強い」と言われたり感じたりするんだと考えられます。

>>蚊に刺された跡が茶色くなる原因と消す方法をご紹介

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