諸事情によっては、年賀状を出すのが遅れてしまった…なんてこともありますね。
1月7日までの松の内を過ぎると、年賀状としてよりも寒中見舞いとして返事を出すと良いとされています。
年賀状を送ってきてくれた友人に対して寒中見舞いを出すならば、どんな風に文章を書けばよいのでしょうか?
友人に対しての寒中見舞いでの文例と、寒中見舞いはいつまでに出せばよいのかについてご紹介していきます。
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寒中見舞いの文例 年賀状出すの遅れた友人の場合
〇寒中見舞いの本来の意味〇
まず初めに寒中見舞いとは「厳しい寒さの中で体調を崩したりしていませんか?」と相手の健康や安否を気遣う季節の挨拶状です。
暑中見舞いと同じですね。
寒中見舞いって、
・喪中の人で年賀状を遅れなかった時に年始の挨拶とする
・喪中とは知らずに年賀状を出してしまった人にお悔やみとお詫びをする
・喪中だと知らず年賀状を送ってくれた人に喪中の報告とお詫びをする
と、認識している人も多いですが、本来は季節の挨拶状でした。
それが段々と喪中の時に使うようになり、近年では「年賀状を松の内に送れなった方へ年始の挨拶をする時」にも使うようになりました。
「寒いけど元気ですか?」という挨拶状であり、「遅れてごめん!」を伝えるような内容の文章を書けば良いです。
諸事情によって年賀状を出しそびれた友人へ寒中見舞いを書く時の文例
【文例①】
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状を頂きありがとうございました。
ご挨拶が遅れてまして大変失礼致しました。
おかげさまで私どもは変わりなく無事に過ごしているのでご安心下さい。
厳寒の折、風邪などお召しになられませんようご自愛ください。
遅ればせながら、本年も変わらぬお付き合いの程、どうぞよろしくお願い致します。
フランクな文章で寒中見舞いを書きたい場合
親しい友人の場合は、文章の間に近況報告を入れるのもいいですよ。
【文例②】
寒中お見舞い申し上げます。
新年には丁寧な年賀状ありがとう。
しばらく会えていないけど変わりはないですか?
私の住んでいるところはまだまだ寒くて雪が降りそうな気配です。
※自分の近況報告などを書きます※
暖かい季節になってきたら、また食事でもしましょう。
寒の入りなので、風邪などには気をつけて下さいね。
友人との親しさの度合いによってはもっと砕けた感じでも良いし、オリジナリティー溢れるような文章でもOKです。
文章の構成はこんな感じです。
「寒中お見舞いの言葉」
↓
「年賀状をくれた事への感謝の気持ち」
↓
「近況報告」
↓
「相手の身体を気遣う言葉」
なお年賀状が送れた理由を書くよりも、年賀状を送ってくれたことに対する感謝の気持ちを書いた方が印象は良いし無難です。
理由を書きたい場合は書いても問題はありませんが、理由の内容によっては相手に不快感を与えることも考えられるので少し注意しておきましょう。
寒中見舞いはいつまでに出す?
では、寒中見舞いはいつまでに出せばいいのでしょうか。
一般的には、松の内(1月7日)が明ける頃~立春(2月4日)前日までの間とされています。
『寒中』とは、1年を24等分して季節を表した24節気の中の『小寒』『大寒』の期間という意味。
毎年多少ずれますが概ね、
『小寒』1月5日~1月19日
『大寒』1月20日~2月3日
となります。
カレンダーにも書かれていたりするやつですね。
立春の前日の2月3日までに送れば大丈夫ですが、2月に入って数日しかないので、できれば1月中に送っておいたほうが安心です。
2月4日を過ぎると今度は「余寒見舞い」となるので寒中見舞いではなくなってしまうので注意です。
まとめ
年賀状をだすのが遅くなってしまた時に友人への返事で寒中見舞いを書くときの文例をご紹介しました。
友人との親しさによって文章で使う言葉遣いや近況報告などを変えてみてくださいね。
参考になれば幸いです。