忙しい年末に年賀状の作成に時間を取られてしまうのが毎年苦痛になっていませんか?
デジタル化の時代にそぐわない年賀状はそろそろやめたいなぁって思う人って結構多いんです。
今では年賀状のやり取りだけで実際に交流はない友人に、年賀状交換を辞めるにはどうやって言い出せば良いものなのか…。
友人との年賀状交換を上手に辞める方法についてお話ししていきたいと思います。
年賀状やめたい友達がいる時はどうするのがいい?
年賀状って毎年決まって送っていたものだから、終わりにするタイミングが分からないですよね。
けれど、自分が辞めたいと思ったら思い切ってやめましょう!
辞めたいと思った時が辞め時です。
普段から仲の良い友人だったら「今度から年賀状はやめない?」と話を持ち掛けることができますが、年賀状だけのやり取りになっている友人の場合は悩みますよね。
年賀状を辞める方法
年賀状を止める方法にはいくつかあります。
①年賀状を出さない
②年賀状に自分の住所を書かない
③年賀状ではなく寒中見舞いを出す
④年賀状or寒中見舞いに年賀状辞退の意思を正直に書いて出す
①年賀状を出さない
年賀状を送って来ない人に対しては、相手方も今後送ってくることは無くなるだろうということを想定した上での方法。
年賀状はこちらが送ると受け取り側も礼儀として送り返すという場合が多いもの。
頂いたら返すのは当たり前ですよね。
去年もおととしも年賀状を貰っていたから今年も…と思って送る人が多いわけです。
この連鎖を自ら断ち切ると、相手側も自然と離れていくことが多いです。
②年賀状に自分の住所を書かない
自分の住所は書かずに年賀状を送る。
今年受け取った年賀状を見て年賀状を作成している人の場合は、あなたからもらった年賀状に住所が書かれていなければ、その前の年の年賀状を探し出したりアドレス帳を確認しなければいけなくなります。
このひと手間が面倒になって年賀状が来なくなるであろう事を予想しての方法です。
しかしそんなこと関係なく、パソコンに入っている住所録から作成していたり、わざわざ調べ出して送ってくる可能性もあります。
③年賀状ではなく寒中見舞いを出す
自分からは年賀状を出さないで年が明けてから、年賀状を送ってくれた友人に寒中見舞いを出します。
こちらから儀礼的な年賀状は出さずに、年賀状を頂いたお礼と季節の挨拶として寒中見舞いを送っておくことで「年賀状のやり取りはやめたいのかな?」と相手側にも伝わるだろうということを見込んでの方法です。
相手も同じように考えている人だったら来なくなるでしょう。
④年賀状や寒中見舞いに年賀状辞退の意思を正直に書く
包み隠さずに年賀状のやり取りはこれでやめようと思いますと正直に書く方法。
日本人って自分の意思を他人にはっきり伝えない民族なので結構勇気がいるかもしれませんが、この方法が一番スッキリやめられる可能性は高いです。
以上、4つの方法をご紹介しました。
人間ってそれぞれ性格も違うし、受け取り方も違うので、万人受けする綺麗な辞め方というのは存在しないでしょう。
この4つの方法の中で『①年賀状を出さない』『②年賀状に自分の住所を書かない』『③年賀状ではなく寒中見舞いを出す』は、自然消滅を狙う方法です。
その中でも一番無難で穏便に済ませられるのが『③年賀状ではなく寒中見舞いを出す』
確実に辞めることができるのが『④年賀状や寒中見舞いに年賀状辞退の意思を正直に書く』だと筆者は考えています。
どちらも相手に対して礼儀はきちんと返せるし、こちら側の意思も伝わると思います。
次の章では『④年賀状や寒中見舞いに年賀状辞退の意思を正直に書く』方法の時に使う、”年賀状辞退”の意思を書く際の例文をご紹介していきます。
年賀状やめる時に使える文例 友達の場合
年賀状辞退の意思を伝えるのってどんな文章を書けばよいのだろうか?と悩みますよね。
高齢者の方の中には歳を取ってから年々体力的に年賀状作成が辛くなって辞めていく方も増えているようで、
「体力がついていかず年賀状を書くことが苦痛になって参りました。年賀状は本年を持ちまして最後にさせていただきたいと思います。」
と、こんな感じで書かれていることがあります。
「年を取ると色々大変だからねぇ…」と納得できて、今後年賀状を送るのは控えようと相手側もきっとなるはず。
高齢じゃなくて若い方でも上記のような感じで書いていけば大丈夫です。
年賀状辞退の意思を伝える文例
【年賀状に書くときの例】
「新年あけましておめでとうございます。
突然ですが、一身上の都合により本年をもちまして年賀状を最後にさせて頂きたく存じます。
来年も再来年もその先も、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
永きに渡りましてあたたかい年賀状を賜り、ありがとうございました。」
「一身上の都合」と書かれていると『何か理由があるんだろうなぁ』くらいに思ってくれるはずです。
【寒中見舞いに書くときの例】
「寒中お見舞い申し上げます。
今年からどなた様にも年賀状を控えさせて頂いております。
本状にて年始のご挨拶とさせて下さい。
今後はメールやお電話にてお付き合いさせて頂ければ幸いです。
今後とも皆様のご健勝を心よりお祈りしております。」
『どなたさまにも』と入ることで、「年賀状を出さないのはあなただけではなくて、皆さんにお断りしているんですよ」ということが伝わります。
最後にメールアドレスや電話番号を一緒に書いておけば、本当にやり取りをしたいと思う方は連絡が来るはず…。
年賀状を思い切ってやめるのは断捨離になる!
少し前に断捨離が流行りましたが、断捨離は物だけではなく人間関係も当てはまります。
完全に年賀状のやり取りのみになっている友人に対しては、こちらが年賀状を出し続ける限り相手からも送ってくるわけで、延々とこのやり取りがループする不毛なやり取りとなります。
本当に大切で親しくしている友人や知人は例え遠方であっても自然とやり取りしているもの。
そうではない人間関係って、こちら側が連絡をしても返事がなかなか返って来なかったり、ご飯に誘っても毎回理由をつけて会わなかったりしませんか。
中には会いたいけど本当に都合がつかなかったりの場合もあるので一概には言えませんが。
希薄な人との縁は自然と切れていくこともありますが。
『こうやって年賀状で繋がっていても、これからもきっと会うことはないんだろうな』と思う友人関係が重荷だと感じる場合は、自ら断ち切って断捨離していきましょう。
『年賀状のやり取りが苦痛だ…』と感じるのも、自分にとって良い事とは言えません。
年賀状一枚約50円程度といえど、何十枚何百枚となればある程度のコストがかかってくるもんですし勿体ない行為とも言えます。
本当に必要な縁だったら、また不思議と自然につながるものだと筆者は思います。
表だけ取り繕った虚礼廃止な人間関係は思い切って断ち切ってしまうのも良いですよ。
古い物を手放すと自然と新しい物が舞い込んでくるものです。
まとめ
年賀状を止めるときの方法をご紹介しました。
自分の意思をはっきり伝えた方が今後きっぱりと年賀状をやめることができるので、年賀状辞退の意思を書いて送る方法がおすすめです。ご参考になれば幸いです。