温泉旅館やホテルへと宿泊したら、備え付けの浴衣が用意されていますよね。
普段から着物や浴衣を着る機会がない場合は、浴衣の着方や決まり事などがわからず、『着方ってこれであってるのかな?』と少し心配になったりします。
今回は男性バージョンの簡単な浴衣の着方をご紹介していきます。
浴衣の着方 男性の場合は旅館でどう着る?
日本の伝統的文化の一つである着物や浴衣。
なんだか難しそうな決まり事があるようにも感じますが、旅館やホテルに用意されている浴衣の着方に男女共に大きな違いもなく簡単に着れます。
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2.背中の縫い目が真ん中に来るようにまっすぐと合わせる
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3.右側に入れ、その上に左側を重ねる。くるぶしの高さに裾を合わせる。
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4.腰帯を巻く
できれば汗を吸いやすいように下に肌着を着ておくのが良いでしょう。
注意しなければいけないのは、浴衣を着る時は絶対に左側が上になるようにしてください。
逆に右側を上にする着方は、昔から死人に着せる死装束の方法で、生きている人が着るのは大変縁起が悪いとされています。
覚えておきやすいのは、右手が差し込められるように着る!
この点だけ注意しておけば大丈夫でしょう。
浴衣の着方で男性は帯はどう締めるもの?
温泉やホテルなどの宿泊施設に備え付けられている浴衣の着方はすごく簡単でしたね。
着方はわかったけど、じゃあ今度帯はどうやって締めるものなの?
とこちらも疑問に思うこともあります。
帯の締め方も難しくはありません。
女性は腰の位置で締めますが、男性の場合は腰の位置で締めます。
浴衣を腰のところで左右に引っ張り、しわのないようにきっちりと引っ張ってから締めます。
腰骨の上できつくない程度にしっかり締めるのがポイントです。
結び方としては、蝶結びか片結びをします。
結び目は真後ろか少しだけ左右にずらすとこなれた感じでかっこよく着こなせますよ。
わかりやすく説明してくれる動画があったので、こちらも参考にされてみてくださいね!
帯を巻くときは二重巻きになると思いますが、動いていたらいつの間にか帯が段々とばらけてきたりします。
ばらけないようにする方法としては、二重巻きする際、一回結びする時に下をくぐらせてから結びます。
この結び方だと帯がバラバラにならず快適に過ごせます。
浴衣を旅館で着るときにはだけない方法
旅館などで用意されている浴衣は色んな体系の方が着られるように大き目に作られているので、いくらきちんと帯で締めても体の細い部分に向かってずれてきてしまい前がはだけていまいます。
朝起きた時に思いっきりはだけてほとんど丸見え状態…(恥)なんてことも温泉浴衣あるあるですよね。
簡単な方法でこれを防止できる方法があります。
浴衣を着る際に上前と下前の間に、薄手のタオルを一枚挟んで帯を締める!
こうする事で、タオルの摩擦によって浴衣がはだけようとする動きを防止してくれます。
簡単で着るときについでにできる方法ですよね。
使うタオルは小さめのハンドタオルや手ぬぐいなどがちょうどよい大きさ。
予め用意して持っていきましょう。
寝相が悪すぎる場合は、この方法でもはだけてしまう可能性はありますが…(笑)
まとめ
多くの方が着なれないであろう、宿泊施設での浴衣の着方をご紹介しました。
左が上にくるように着れば、あとは難しい決まりなどはありません。
帯の締め方は男性の場合は腰の位置で!
結び目は、後ろや左右どちらかにずらしておくことで、かっこよく着こなすことができますよ。
颯爽と浴衣を着こなしてみましょう。
また、温泉旅館やホテルなど宿泊施設によっては、浴衣のまま外出禁止のところもあります。
ご自分の宿泊される施設のルールをチェックしておきましょう。