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観葉植物の水やり頻度はどのくらい?水の量は?季節によって変えましょう

観葉植物の水やりのコツがつかめなくて困っている方いませんか?

観葉植物の水やりは簡単そうに見えて、実は意外と難しいものです。

「表面の土が乾いてからお水をあげて下さい」とよく説明書きされていますが、
その目安ってどう見極めたらいいのか、いまいちわかりにくいものですよね。

筆者が花屋に勤めたての時は、植物全般の事なんてほとんどわからずに入社。
過去に何度か観葉植物を育てたことはありましたが、枯らしてしまう事の方が多かったくらいでした。

しかし今では自宅で沢山の植物を育てることができるくらいになりました。

水やりの頻度はどのくらいでするのがいいのか?
お水を挙げる量はどのくらいが適正なのか?

元花屋店員の筆者が、わかりやすくご説明していこうと思います。

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目次

観葉植物の水やり頻度はどのくらいがいいの?

 

水やりの基本は、表面が乾いたらたっぷりやるのが基本中の基本となります。

 

●「土が乾いたらたっぷりとお水をあげる」

植物の育て方の説明には、本当によくこの言葉が使われていますが、

『どのくらいまでなれば土が乾いてると判断していいの!?』
と植物初心者の方は掴みにくいと思います。

「表面の土が白っぽく乾いてきたら」という表現がされることもありますが、
土の種類でも最初から白っぽい物や、赤っぽい物、黒っぽい物など色々あるので必ず白っぽくなるとは限りません。

また土の表面がカサカサに乾いていても、中の土はしっとりと濡れている時もあります。

中の土がまだ濡れているのに水をあげてしまうのは根腐れを起こし植物が枯れてしまうので特に注意しないといけません。

どうやって土が乾いているか見極めたらいいのでしょうか?

 

【中まで土が乾いているか確認するポイント】

・細長いワイヤーや竹串を使って、土の中にずぼっと差し込み引き抜きます。
棒やワイヤーの先が湿っている、または濡れた土が一緒に付いてくる場合はまだ中の方の土が濡れていると判断します。
乾いている、土が一緒についてこない場合は、植木鉢の中の土全体が乾いている状態だと判断します。

竹串やワイヤーなどがなくても、自分の指を使って土を触り確認もできます。
その時は表面だけでなく、表面の土を1センチくらいホリホリして、中の土の状態もみます。

もしも観葉植物の土の表面に、土隠しのための化粧石などで表面が覆われている時は、
指でやるよりも細長いワイヤーや竹串で確認するのがおすすめです。

もしくは、土の乾き具合の感覚に慣れるまでその化粧石を取り除いておいてもいいでしょう。

これに+で、

・しっかり乾いている状態の時の植木鉢と、水を上げた時の植木鉢の重さの違いを覚えていく

手で持って確認できるくらいの大きさの植木鉢に限られますが、
水をあげる前の植木鉢は軽いですが、水をあげた後の植木鉢は水分を含んだ分重みが増しており重さに変化が出てきます。
いきなりこの感覚をつかむのは難しいかもしれませんが、毎日鉢植えを手に持ってみたりしていると段々とわかってくるようになってきます。

 

●土の乾き具合を直接確認する以外で水やりの頻度を見極める目安

とにかく毎日ほんの少しでもいいので、植物を観察する癖をつけます
土が乾燥してきて水切れしてくると、葉っぱがピン!ってしてたのにシナシナ~…と垂れ下がった状態になって元気がなくなったり葉っぱの艶が薄れてきたりするのがわかってくるようになります。
その状態の時になると、植物が水を欲しがっています。

こういう変化を見逃さなければ水遣りのタイミングが分かってきます。

 

観葉植物の中でも種類が沢山ありますが、

葉っぱが分厚くて、全体の見た目ががっしりしている感じのものは比較的乾燥に強いタイプが多いです。

(例:ゴムの木、モンステラ、オーガスタ、ガジュマル、ポトス、クワズイモ、ドラセナetc)

反対に、葉っぱが薄くて繊細な感じ、イメージでは風にそよそよと軽くなびいているようなタイプの植物は、
乾燥に弱いタイプがほとんどです。

(例:アジアンタムなどのシダ類、ワイヤープランツ、エバーフレッシュ、ソフォラ、カラテアetc)

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●乾燥に弱いタイプのものは水やりの頻度は注意が必要!

からからになるまで土を乾かしてしまうと、
葉っぱを落としたり、先がチリチリになってしまい、元に戻らなくなるので、
土が乾いて水を欲しがる少し前のタイミングであげるくらいがいいですよ。

 

 

植物の育て方の説明の中で「1週間に1回程度水をあげる」というのもよく言いますが、
実際のところあまりあてになりません。

・季節・天候・置き場所・日当たり・風通し・土の種類・鉢の種類 などと、沢山の要因で土の渇き具合で違いが出るからです。

植物と土の状態を見て、水やりの頻度を見極めるのが一番上手に育てられるようになるコツとなります。

 

観葉植物の水やり水の量はどのくらいあげる?

 

水やりの頻度は土が乾いてからですが、水の量はどのくらいあげたらいいのでしょうか?

基本的には、植木鉢の下から水がジャーーっと出て来るくらいたっぷりのお水をあげます。

これも植物の育て方では非常によく耳にするフレーズですよね。

でもこれが本当に基本中の基本でありとっても重要なのです。

なぜ重要なのかというと、
水やりをすることによって新鮮な水と一緒に新鮮な酸素も土の中に入れ、
土中に溜まった老廃物を外へと流し出す意味があるから。

新鮮な水と酸素を根っこから吸収してもらう為なのですね。

土を湿らす程度にチョロチョロと水やりをしていると、
土中の酸素の入れ替えができなくなってきますので、土の中の環境はどんどん悪くなり、
菌が繁殖しやすい状態となってしまい、根腐れの原因となります。

からからに乾かしてから、大量の水を一気にあげるというメリハリをつけるのがとても大切です。
年間を通してこの水やりの仕方が基本です。

 

筆者は、観葉植物をベランダに出して水やりをするときもありますが、
ほとんどの場合は、お風呂場や台所のシンクまでもっていって、シャワーや蛇口から直接ジョバーーーーっと大量にお水をあげてます…(笑)

家の中に観葉植物を置いていると葉っぱの表面にも埃が溜まってきますので、こういう時にシャワーで一緒に洗い流したりしてます。
こうすると葉っぱの表面の保湿にもなり、ハダニなどの予防にもなります。

水が切れるまで数十分~数時間その場に放置、鉢底から水がぽたぽたと出でこなくなってきたら、元の置き場所に戻します。

 

観葉植物の水やりは季節によって変えましょう

 

ほとんどの観葉植物の出身地は熱帯地方。

気温30℃前後、湿度60%以上、高温多湿な熱帯雨林やジャングルに生息している植物達です。

日本ではほとんどの観葉植物は春~夏が活発にグングンと成長する期間です。

それ以外の秋~冬は熱帯地方出身の植物達にとって寒くて成長も止まる苦手な季節。
成長が鈍くなる&止まる時期は、根っこからの水分の吸い上げの速度や、
土の水分の蒸発の具合も成長期とは変わってきます。

秋に入り本格的に寒くなってくる前頃から、冬場の管理方法へと徐々に移行していきます。

 

●春~夏場

土が乾いたらたっぷりとあげます。
日中は温度が高く、植木鉢の中が高温になる事があるので、できれば朝晩の涼しい時間帯にあげるのが良いですよ。

 

●秋~冬場

土が乾いてから2~3日経ってからたっぷりとあげます。
寒くなる季節は、冷え込む朝晩の時間は避けて暖かい日中にあげましょう。
注意したいのがあげる水の温度。
冷たい水をあげると根っこがビックリしてダメージを与える可能性があります。
お湯と水で割って加減していき、少しぬるめくらいのお水で水やりをしましょう。

 

冬場、特に真冬は”元気に成長させる”よりも”枯れないように生かす”管理がポイントです。

また部屋の中は暖房が効いており乾燥していることが多く、人間もお肌や喉が乾燥してカラカラになりますよね。

その時は植物も一緒で、葉っぱもカラカラで乾燥状態になっている事があります。
冬場は、水やりは控えめで、その代わり霧吹きなどでシュシュっと葉っぱの表面に水分を与えるようにするといいですよ。

そしてまた春になり暖かくなってきたら、春~夏の水やり管理体制にしていきます。

まとめ

植物は私たちと同じように生きています。

「水やり三年」というほど、水やりのコツは大変難しいもの。

植物を枯らしてしまう方の多くは、過保護になり世話のし過ぎ(水のあげすぎ)が原因となっているケースが多いです。

観葉植物のほとんどは多少乾燥気味に管理していても意外と平気なもの。
逆に常に土を湿らせておく方がまずいです。

植物の個体によって、環境によって、土の乾燥具合は違ってくるので見極め力をつけることがとても大切です。

また季節によって水やりの頻度は変えていく必要があります。

植物をこまめに観察していると段々とわかってくるので、是非毎日注意して見るようにしてみて下さい。

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