うつむき加減で可憐に咲くクリスマスローズは耐寒性があって丈夫な植物で知られています。
早くかわいい花姿を見たいですよね。
クリスマスローズは雪にも強いと言われていますが、雪対策って何も必要ないのかな?と心配な方もいるんじゃないでしょうか?
積雪地域でのクリスマスローズの雪対策についてお話ししていきます。
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クリスマスローズに雪対策はいる?
クリスマスローズは寒さに強く育てやすいのが特徴です。
冬場はクリスマスローズの成長期でもあり、寒さにあてないとお花が咲きません。
しかし、何年もご自宅で育てられている元気な株だと既にそこの環境に慣れているのでほとんど心配もいりませんが、1月頃に花屋さんで販売されているクリスマスローズを買ってきた場合は温度管理をして育てられたものが多く、急に強い寒気の環境下に晒すとビックリしてしまうこともあります。
雪に埋もれても心配はいらないとされていますが、開花目前の若くて柔らかい花茎は、雪の重みや霜にやられてシナシナになってしまうことも…。
北海道・東北・北陸地方などの豪雪地帯の場合は、強風や雪から株が倒れないようにするためにも花芽を傷めないためにも雪対策はしてあげた方が良いです。
鉢植えで育てている場合は、地植えと違って根が張れるスペースも限られており土の量も少ないので、霜にあたると弱ることも。
雪や寒風のあたらない軒下に移動させて管理するのがベストです。
この時に気を付けたいのは、寒風や霜に当たらせないために…と暖房で温めた部屋の中に入れないようにすること。
屋内に避難させるとしても暖房をいれていない玄関先などにしておきましょう。
クリスマスローズ地植えの場合の雪対策はどうする
寒さに強いクリスマスローズですが、豪雪地帯では雪対策はしてあげましょう。
鉢植えの場合は移動させることができますが、地植えだとそうはいきませんよね。
雪が沢山積もるような豪雪地帯では長期間土が凍ってしまうことがありますが、長い間凍結すると根っこが持ち上げられてしまうことがあり、強い霜に当たると株によっては弱ってしまうことも。
霜から守り凍結防止のためにも、株元にバークチップなどを敷きマルチングして保温対策をしておきましょう。
こういうのを株元に敷きつめておくだけでできるので簡単です。
もう一つの対策は、雪から株を守るために雪囲いをしてあげましょう。
寒さに強く雪に埋もれてしまっても大丈夫な植物なんですが、心配なのは雪が溶けてきだした頃です。
この時に、雪解け水で花芽を凍らせたり腐らせたりする事があり、せっかく成長してきた花芽をダメにしてしまう可能性があるので、生長点や新芽を守るためにも株を保護するために雪囲いをしておきましょう。
クリスマスローズ雪囲いをする場合は
では雪囲いはどのようにしたらいいのでしょうか。
雪囲いの方法は植物の性質に合わせて色んなやり方があります。
クリスマスローズの場合は以下の方法みたいに簡単なもので大丈夫です。
・竹などの支柱を3本用意し、上の部分で結わえ三角錐の形にしたものを株元にかぶせるように置く
・3本の支柱で作った三角錐の支柱の周りにムシロ・シート・ネットなどを張る
・すのこ板などを2つ立てかけるように置く
などなど。
寒さに弱い植物を守るために本格的な雪囲いをする場合は設置するのにも手間がかかり結構時間がかかりますが、クリスマスローズはもともと寒さに強いのでそこまで大がかりな雪囲いは必要ありません。
こういう便利な園芸グッズもあります。
これだと自作しなくてもポンと置くだけでいいので時間も手間もかからずに済みますね。
さいごに
寒さに強いクリスマスローズですが、雪が何10㎝も積もるような豪雪地帯の場合は雪対策はしてあげた方がいいです。
鉢植えの場合は軒下などに移動させて、地植えの場合はマルチングや雪囲いなどをして守ってあげましょう。