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植木鉢のコバエ発生原因は何?退治はこうする!土も替えて対策を

お部屋の中のインテリアとして、様々な観葉植物が売られています。

一つでもグリーンがあるだけで、お部屋の空間がパッと癒し空間へと変わりますよね。

が!植物に虫はつきもの。
観葉植物の植木鉢にコバエが発生してしまう例は多くあります。

元花屋店員である私も、当時はお客様からコバエの悩み相談を受けることもありました。

外に出してないのに、なぜ植木鉢にコバエが発生してしまうのか?また対策方法は何が一番良いのか?ご紹介していきます。

 

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目次

植木鉢のコバエ発生原因は何?

植木鉢の土の表面あたりに小さいコバエがうろうろしている…。

場合によっては土の表面だけでなく、植木鉢の下の方で涌いていたり、受け皿にいたりします。

鬱陶しいし気持ち悪いですよね。

外に出してもいないのになぜコバエが出てきてしまうのでしょうか?

 

■土に原因がある

元々土の中に生みつけられていた卵が羽化してしまった可能性があります。
お店で購入してから何も触っていないのに発生してしまった場合は、生産者さん、卸業者や花市場、販売店などを渡ってくる時にどこかでついてしまった可能性も考えられると思います。

 

 

■有機肥料が過多になってしまっている

コバエは有機肥料が多く含まれている土が大好き。
有機物が多いとコバエが好む環境になってしまいます。
ご家庭で植物が元気になる為の肥料として生ごみ処理機などで処理した堆肥や、お米のとぎ汁を使うとコバエはわきやすくなります。

また、お店で買った土には堆肥や有機質の肥料等が配合されていますが、植木鉢などの容器栽培で水遣りを頻繁にしてしまい、有機物質が常に濡れた状態にいると、ジメジメした環境が好きなコバエが湧きやすくなります。

 

 

■水やり回数が多く土が常に濡れている上に風通しが悪い

有機肥料を豊富に含んだ土が常に濡れている、なおかつ風の通りが悪いと余計にジメジメしてしまい、さらにコバエを湧きやすくさせてしまいます。

筆者の経験からも、風通しの悪い場所に長く置かれていた観葉植物は土にコバエが湧きやすい傾向にありました。
これらはコバエだけでなく、ハダニなどの他の害虫の発生率も高かったです。

 

お店に入荷してきた時点で既にコバエがついた状態の時もありました。

これはお店にやってくるまでの間の環境下に問題があると推測されます。

トラックに詰め込まれて運ばれていたり、市場にしばらく置かれていたりするため、風通しも日当たりも良いとは言えません。

 

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植木鉢に発生するコバエ退治はこうする

では発生してしまったコバエはどうやって退治するのがいいのでしょうか?

 

やはり一番は殺虫剤を使う!

虫退治といえば真っ先に頭に浮かぶであろう殺虫剤ですが、通常版のキンチョースプレーなどの殺虫剤を植物に直にかけては植物が痛んで弱ってしまいます。

園芸用の薬剤で”コバエ退治用”の殺虫剤がありますので、そちらをシュシュっと土に吹き付けましょう。

 


イカリ消毒 ムシクリン コバエ用スプレー 400ml

コバエ専用の園芸殺虫剤は大きめの園芸店やホームセンターじゃないとなかなか見かけないような気がします。

 

それにこのような殺虫剤はコバエの成虫には効果ありかと思いますが、土が原因の場合はその土中にコバエのタマゴや幼虫もいる可能性が高いです。

 

私が一番おすすめなのは、園芸用殺虫剤ではかなりメジャーで効果抜群な「オルトラン」という殺虫剤。

花屋でも虫問題が発生した時はよく使われていましたし、私の家でも植物を沢山育てていますがこれだけは常に常備しております。

顆粒タイプのものが店頭でよく売られていますよ。

小さいホームセンターでも見かけますので、”コバエ専用”の物よりは手に入れやすいと思います。

私は害虫が付いたらオルトラン顆粒タイプを使うことが多いですが、使い方としては虫が湧いている植木鉢の土の表面に適量をパラパラっと撒いて水をたっぷりと上げて数日間放置。簡単ですよね。

水やりによって土の中に薬剤を滲み込ませ、土中にいるであろうコバエのタマゴ&幼虫までもやっつけます。

植物本体も根っこから薬剤を吸収し茎や葉にまで有効成分をいきわたらせるので、ハダニやアブラムシ、その他の困った害虫の対処に幅広く使うことができますよ。

しかし、オルトランは少し匂いがきついのが難点。筆者的には、たくあんに似てるようなニオイだなと感じます。

オルトランを使って暫くの間は臭いので、ベランダや玄関先などの屋外に出して、ニオイが消えるまで待ってから室内に入れてます。
もし屋外に出される場合は、直射日光が当たらない半日陰or日陰になるような場所に置いてあげてくださいね。

 

風通しよくする

風通しの良い場所に移動させてあげて、しばらく様子を見てみましょう。

コバエ数匹程度なら、これだけでだいぶ改善されることもあります。

移動させる場合は、直射日光の当たる場所だけは避けて下さい。いきなり強い太陽光があたると、弱ってしまったり、葉焼けしてしまったりする可能性が高いです。

 

水やりにメリハリをつける

土が常に濡れている状態の場合は、水やりの頻度を今よりもぐっと減らしてみましょう。

特に室内に置かれている植木鉢は、置かれる環境によっても違いますが土の渇きが遅いことがあります。
表面は乾いているけど、土の中は湿っているということも多いです。
また、水のやりすぎは根腐れを起こす原因にもなるので注意が必要。
土が中までしっかり乾いてから、お水をたっぷりあげるというようにメリハリをつけるように変えましょう。

「水やり3年」という言葉があるように、水やりの感覚を掴むのは簡単ではありませんが、日頃から意識して植物の様子を見てあげることで段々掴めてきます。

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植木鉢の土を替えてコバエを根本から対策もあり

コバエの発生原因である土を丸ごと変えてしまうのもありです。

 

上記の方法をやってみてもコバエがいなくならない様子の時は、根本である土を綺麗な新しいものに変えましょう。

 

花屋でもコバエが居なくならない時は土替えをしていました。

 

土を買われる際は、100円均一や安い土はきちんと殺菌消毒されていない可能性が高く、モノによっては古い釘や廃材のようなものが入っている事もあるようなので安い土はなるべく避けましょう。

 

観葉植物に適した養分の配合がされている”観葉植物用の土”を使うと、しばらくは肥料もいらず便利でおすすめ。

観葉植物用でなくても『室内用』と記載されている土や、きちんと焼成されている土なら清潔で安全なので虫が涌く可能性は低いです。

 

観葉植物の植え替えの季節はたいていの場合は、春~夏の終わりくらいの間まで。

 

秋以降は、植物の成長が遅くなり、冬にはほぼ成長が止まってしまうので、植木鉢の中で根っこが十分に広がらず弱ってしまうことがあります。
暑い季節のうちにやりましょうー!

 

まとめ

コバエが湧くのは本当に気持ち悪いですが、殺虫剤を使って対策をしたり、土をまるごと入れ替える事で、ほとんどのコバエはいなくなると思います!

普段からの、水やりや風通しにも注意されてみて下さいね。

>>外に置いていた観葉植物の取り込み時期や殺虫除菌対策についてご紹介

>>観葉植物の適切な水やりの頻度や水の量は?

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