夏といえばアウトドアが盛んになる季節ですが、私たち人間以外にも、蚊も活動が盛んとなります。
蚊による虫刺されは本当に痒くて我慢できないもの。
また、虫刺されは跡に残ってしまったり、小さいお子さんがいる方や、肌が弱い方は、悩ましい問題の一つとなりえます。
蚊に刺されないのが一番いいに越したことはないですが、では何月ごろから予防しておけばいいのでしょうか。
今回は、蚊が出てくるのは何月ごろからか?活発な時間帯は何時頃なのか?
ご紹介していこうと思います。
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蚊がでてくるのは何月から?
蚊が活発に活動し始める時期は4月からとなります。
近年は地球の温度上昇の影響のせいか?昔と比べたら早まってきている模様。
4月頃からプ~~ンと外へ飛び出して、11月頃まで盛んに活動しています。
蚊は15℃以上で行動を開始し、26℃以上で吸血活動を行います。
最近は春でも夏日を記録する日も出てきました。
てっきり夏だけかと思いきや、もう春から活動的になっているのですね。
一概に蚊といっても、何種類もいますが、日本にいる蚊で人を刺す習性のある蚊はほとんどがヤブカ属とイエカ属とに分類されます。
ヤブカ属では…ヒトスジシマカ
イエカ属では…アカイエカ、チカイエカ
がよく見かけられます。
この中でも、チカイエカは寒さに強く冬でも現れる奴で都会に多く、マンションやビルなどの地下空間、商業施設などの中に潜んでおり、そういったところは空調が効き冬でも暖かく安定しているため一年中います。
しかし、8月などの真夏で30~35℃以上の猛暑となってくると蚊の活動も鈍くなり、陰で休んでいることが多くなります。
蚊にとっても猛暑日は暑すぎるのでしょうね。
蚊が活発になる活動時間は?
続いて、蚊が一番活発になる活動時間はいつなのでしょうか?
これも種類によって変わってきます。
■ヒトスジシマカ
主に昼間に吸血をしますが、特に活発になるのは朝夕の時間帯です。
夜でも明るい場所だと吸血し、屋内に侵入してきて刺してくることもあります。
要するに、一日中活発に活動していますね…。
■アカイエカ
主に夜間に吸血します。
血を吸うのが特に好きな種類らしく、よく家の中に入ってきます。
寝ている間に、耳元で「プ~~~ン…」と飛んでくる奴は、
このアカイエカの可能性高しです。
■チカイエカ
主に夜間に吸血します。
地下街やオフィス内などで刺される場合は、このチカイエカの可能性があります。
蚊の種類によって活動する時間帯は違いますが、繁殖期になると昼夜問わず活動はします。
それでも、
・晴天よりは曇天
・風が強い時よりは無風状態
・気温が低いときよりは高いとき
・湿度が低いときよりは高いとき
上記のような条件の時がより活動が活発になるようです。
※ちょっと脱線しますが、蚊が飛ぶ音はなぜに『プ~~~ン』と聞こえるのかというと、なんと1秒間に600回も羽ばたいているからとのこと。
1秒間で600回も頑張って羽を動かしてるんだなぁ…と思わず感心してしまった筆者。
注意!蚊がよくいるところ
蚊がよくいるところは様々ですが普段彼らは植物の花の蜜や果物の蜜などを食る生き物。
なので通常だったら草木の多い場所にいます。
草や木の陰で蚊が羽を休めている事があるので、草むらなどに要注意。
そして、人間を吸血するのは交尾後の産卵を控えたメスのみ。
我々は、この産卵前のメスに注意しなければいけないのですね。
十分に吸血し、産卵準備万全となったメスの蚊は水場に卵を産み付けます。
その為、水の溜まっている場所に集まってきます。
また、蚊の成虫&幼虫のボウフラの両者とも、強い風には非常に弱いので、風による影響の少ない穏やかな場所にいます。
下水溝や植木鉢、お墓の花立、他にも雨水などが溜まり風にさらされていない場所は蚊がいる可能性が高く要注意です。
まとめ
一般的に蚊が出てくる季節は4月からですが、年々早まってきている傾向にあるので、虫除け対策も早くから意識しておく必要がありますね。
また蚊の種類によっては一年中に活動してる蚊もいます。
蚊がよくいそうなところは水が溜まっている風が吹かない穏やかな場所。
下水溝や空き缶などに溜まった水の近くにいる事が多いので、なるべく近寄らないようにするか、虫よけ対策をしましょう!