気温が35度越えをする猛暑日も、もはや珍しくなくなってきた近年。
2018年の夏は連日猛暑日を記録し、中には40度までいった地域もありました。
夏といえば”蚊”や”ゴキブリ”などの害虫が増える季節でもありますが、猛暑日の年って不思議と少ない気がしませんか?
40度近くまで上がる気温には害虫たちも参っているんでしょうか?
猛暑だと蚊が少ない?
2018年は7月の初めから30℃越えとなり、地域によっては40度を越えたところも。
体温より高い気温。熱中症で救急搬送される方も多く命に係わる危険な暑さとなり、外を歩いているだけで気分が悪くなるほどでしたね。
筆者は毎年夏になるとベランダに出て鉢植えにお水をあげているだけで蚊の餌食にされまくっていたのですが、「そういえば今年は全然蚊に刺されてないな」と気づいたのです。
外出先でも隙あらば刺されまくる私ですが出先でも蚊に遭遇することが全く無かった。
気になったのでネットで見てみると私と同じように今年(2018年)は蚊に刺されないと実感している方が多いようでした。
Twitterでも検索候補に「蚊いない」と検索候補が出てくるほど。
調べてみると、どうやら過去の2014年にも同じく「蚊が少ない」「今年は蚊に刺されない」と感じる方が多かったようで、2014年も関東・関西・東海地方を中心に猛暑日と真夏日が連日続いていました。
大阪府では、蚊が活動する時期に大阪府内の約15か所ほどで蚊の捕獲調査を複数回にわたり実施しており、調査を始めた平成15年から年々蚊の捕獲数は減少している傾向にある模様。
年ごとに捕獲数のばらつきはあるものの、全体で見ると減少している原因の一つとして考えられるのはこの猛暑日のせいではないのか?とも言われているそうです。
蚊は35度以上になると動きが鈍い
蚊が活動する最適な気温は25度前後。
気温が35度を超えると蚊にとっても暑すぎる為に活動を抑え涼しい木陰や茂みの中でじっと休んでいるそうです。
恐らく2018年も、この酷暑のせいで蚊の活動がかなり抑えられているんじゃないでしょうか。
40度を超えると蚊を見かけることがさらにガクンと減るそうです。
そしてこの猛暑のせいで連日日照りが続き、蚊が繁殖するための水たまりの水が蒸発した為タマゴを生む場所が少ないのだそう。
仮に雨が降ったとしても、ゲリラ豪雨でザザーっと勢いよく雨が降るためにボウフラが流されてしまったなど、蚊にとっては繁殖をするには厳しいというのもあるんでしょうね。
しかしここで油断することなかれ。
猛暑日が続いている間でも、朝晩の気温が下がっている時は、普段よりも活発に吸血活動に勤しんでいます。
9月にもなると暑さはかなり和らぎ、蚊が活動するのにはもってこいな季節へと変わります。
「今年は蚊が少ないから♪」とガードを甘くしていると、プスッと刺されてしまうかもしれません。
冬にも生息している蚊もいますが、一応、蚊の活発時期である秋頃までは蚊対策は万全にしておきしょう。
私も気温が下がり始めた最近は、ベランダに出るときや公園に行くときは蚊に刺されないように、虫よけスプレーや蚊取り線香を焚いて蚊が近寄らないように気を付けています(汗)
刺されると痒くってイライラしますもんね。
また蚊の繁殖数は直近の環境によって左右されるので、今年少なかったから来年も少ないとはいかないそうです。
他の虫も35度以上になると活動しにくい
夏に活発になる害虫といえば他にもいますよね。
代表的な奴といえばゴキブリ。
どうやらゴキブリにとっても猛暑は厳しいらしく、気温35度で活動が鈍くなるようです。
(どんどん鈍くなっていってほしいところですが。)
奴らが活発に活動するのは25度~30度くらいの模様。
暑すぎると涼しい場所に移動するようなので、外が暑すぎるとエアコンがかかっていて涼しくて心地よい家の中やお店の中に逃げ込んで陰に潜んでいる可能性はかなり大きいようです。
あなたの家の中は大丈夫ですか?|ω・)チラ
セミは夏の昆虫として代表的ですが、今年は蝉も少なかったなぁと感じました。
気づいたらセミの鳴き声が聞こえなくなっていました。
これも気になるので調べてみたら、大阪に多いクマゼミは30度以上になると元気よく鳴き始めるのだそうですが、35度以上の猛暑日が続くと暑すぎて活動が落ちてしまい、人間のような熱中症のような症状になるようです。
特に暑い日中はエネルギー温存のために木にとまってじっと休んでいるようですね。
夏になると活発に動き出す虫たちにとっても、猛暑日とされる気温には参っているようです。
まとめ
人間にも過酷な35度超えの猛暑日は虫たちにとっても大変なようです。
しかし、過ごしやすい気温に変わってくる9月や10月頃には活動再開状態になる可能性がかなり高そう。
油断していると隙を狙われるので(大げさですがw)、気を付けておきましょうね!!