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麦茶の表面に出てくる膜は何?沈殿物の正体は?腐ったらどんな状態になる?

自宅で麦茶を作ってしばらく置いていると、
作った時には無かったはずの沈殿物や浮遊物、表面に膜が張る場合があります。

体に害はあるのか?

飲んだらなんだかお腹を壊しそうで、少し気持ち悪いですよね。

表面に出てくる膜や沈殿物の正体は一体なんなのか?

なぜあんなものが現れてくるのでしょうか。

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目次

麦茶の表面に張る膜は何?

 

家で麦茶を沸かした時、少し時間が経つと表面に油が浮いたような、
表面に膜が張ったようになる時があります。

 

ヤカンや、麦茶を入れるポットも綺麗に洗ってるのに出てきます。

 

この膜の正体は、
麦茶の成分である大麦のでんぷん質やたんぱく質が、
熱が加えられたことによって変化し固形化したものとなります。

 

大麦には、天然の植物油脂が含まれており、
それがコトコトと煮こまれたことによって表面に出てきたのですね。

 

品質には問題ないので、そのまま飲んでも体に害はありません。

 

見た目的にちょっと気になるし、体に害はないとわかっていても気分的にもちょっといいものじゃないし…という方は、煮だしで作らずに水出しで作ると油が出てきませんよ。

 

麦茶に出てくる沈殿物の正体は?

 

麦茶を沸かして少し置いてると油の他にも、
底にたまる沈殿物が出てくる時があります。

 

この沈殿物の正体は、以下の原因が考えられます。

 

■白っぽい、もやもやした藻みたいな沈殿物の場合

 

・作ってから数時間しか経っていない場合

水道水のカルシウムと、麦茶の成分が結合し出来たものの可能性があります。

体に害はありません。

キッチンペーパーなどで濾すと取り除くことができますが、

沈殿物の発生は雑菌の繁殖の元となるので、早めに消費した方が良いでしょう。

 

・作ってから2~3日以上経過してる場合

水道水と麦茶の成分が結合したものの他に、カビ細菌が繁殖した物の恐れもあります。

やかんや麦茶ポットが十分に洗浄がされていない場合は、
カビや細菌の可能性が高いかもしれません。

2~3日以上経っており、白い藻のようなものが確認できる場合は、
もったいないですが捨てた方が懸命と思えます…。

 

■茶色っぽいような沈殿物の場合

作って数時間しか経ってないのに、沈殿物や浮遊物が見られる場合は、
麦茶パックから出てきた麦茶の成分が沈殿したものの可能性が高いです。

ティーパックを入れっぱなしにしてる場合は、お茶のカスが出てくる他にも、
そのままにしてると麦茶のえぐみや渋みも出てきますので、
ある程度お茶が抽出されたら取り出しましょう。

 

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麦茶が腐ったらどんな状態になる?

 

では、「この麦茶飲んだらもうヤバい!」と、どう判断したら良いのでしょうか。

麦茶は腐ると、一体どんな風に変化するのでしょう?

食べ物だとカビが生えたりして見た目から腐っているのがわかりやすいですが、

飲み物だと「これってまだ飲める…?飲んだらやばそう…?」と判断がしにくい時があります。

 

●麦茶が腐るとこんな風になります!

・濁る

・とろみが出る

・味と香りが落ちる

・酸っぱくなる

 

さすがに酸っぱいのは「これは飲んだらやばい」と気づくレベルですが。汗

目や鼻で確認するときは、濁ってたり、とろみが出てきたり、香りが失われていると、麦茶の腐敗が進んでいると判断できます。

麦茶は他のお茶に比べると非常に腐りやすい飲み物です。

原因は、原料である大麦にはデンプンが含まれていて、
このデンプンが菌の栄養分となり、菌が繁殖しやすくなるんですね。

また煮出しで作っている場合、
水道水に含まれているカルキが抜けてしまっているため、
水よりも腐りやすくなっています。

夏の暑い日に常温で保存していると、雑菌の繁殖スピードは加速していき、
2~3時間ほどであっという間に傷んでしまうくらい、
麦茶は腐るのが早い飲み物です。

腐った麦茶を飲んでしまったら、食中毒になる可能性も…。

気を付けましょう。

 

まとめ

 

表面に浮いてくる膜は、大麦に含まれる油が変化したものなので、
品質には問題なく飲めます!

麦茶に出てくる沈殿物は、
作って数時間の場合は体に害のない物と思われますが、
作ってから2日以上たっている場合は気をつけて下さいね。

また沈殿物が出てき始めるということは、麦茶が傷み始めてきているということ。
麦茶を飲む前は腐っていないかどうか確認してから飲んでみてくださいね。

 

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