麦茶を作って容器に入れて保存していると、
容器に白い斑点の汚れが付くときがありませんか?
容器の底や側面にポツポツ…、
またはビッシリ!と付着してる、あの白いぽつぽつしたもの。
今回は、あの白い斑点の正体に迫っていきたいと思います。
麦茶を入れてる容器に付着する白い斑点の正体
お茶を入れる容器に付くあの白いぽつぽつした斑点の正体は、
・カルキが結晶化したもの
・カビ
と、どちらかであると考えられます。
●カビが原因
麦茶を数日間にわたって容器に入れたままにしていたり、
麦茶パックを容器に入れたまま使い、少なくなったら水をつぎ足して使っている方や、
容器を十分に洗っていなかったりしているとカビの可能性が高いです。
水でササっと流すだけの洗い方をしていたり、何日も洗っていなかったりする場合は、
麦茶の成分であるデンプンなどが落とし切れておらずカビが生えやすい環境になっています。
カビが生えるということは、容器の内側もぬめりも付着してるかと思われます。
●カルキ汚れが原因
白い斑点をこすってみても固くなっていて落ちない場合は、
水の中に含まれているカルキやミネラルなどが結晶化したことが原因で、
汚れている可能性が濃厚です。
このカルキ汚れはアルカリ性なので、
同じアルカリ性の中性洗剤やクレンザーなどで洗ってもなかなか落ちません。
【カルキが付く原因】
容器を洗った後、布巾で拭き取らずに自然乾燥させている場合、
水に含まれているカルシウムなどのミネラルが、
水が蒸発した後に僅かに結晶化して残る為、白い汚れとなって付着します。
洗った食器は自然乾燥させるのではなく、
清潔な布巾ですぐに拭き取ることでカルキ汚れをなるべく抑えることができます。
少し話がそれますが、
関東圏と関西圏では水質が異なり、ミネラルの含有量も違います。
■関東圏…ミネラル含有量が多い、硬水
■関西圏…ミネラル含有量は多くない、軟水
このため、関東圏の方がカルキ汚れなどの水垢が付きやすい傾向にあるようです。
麦茶容器に付いたカルキを安全に落とすには
ここでは容器に付いてしまったカルキ汚れを落とす方法をご紹介していきます。
麦茶をいれる容器に付いてしまったカルキ汚れを落とすには、
ハイターを使ったり色んな方法がありますが、
麦茶は口に入れる物なのでハイターを使うのに抵抗のある方もいらっしゃるかと思います。
今回は自然で安全な方法で落とす方法をご紹介してきます。
カルキ汚れは、酸性の物を使用して洗浄すると綺麗に落とすことができます。
口に入れても安全な酸性の物では、酢、クエン酸などがあります。
クエン酸は、100均一やスーパー、ドラッグストアなどで手軽に手に入ります。
それでもまだ落ちない場合は放置時間を長くするか、
お酢や溶かしたクエン酸水をキッチンぺーパーに含ませ、
斑点の付着している場所に直接貼り付け15分ほど置いてしみ込ませ拭きとってみてください。
この方法以外にも、メラミンスポンジや重曹を使い直接こすって落とすやり方もあります。
が!
プラスチック容器を使われている場合は、
あまりゴシゴシと擦りぎると、我々の目に見えないくらいの細かい傷がついてしまい、
その傷の中で菌が繁殖してしまう可能性があるので、衛生面上あまりおすすめできません。
カルキ汚れは体に害があるの?
容器に付着している白い斑点のカルシウム分やカルキの汚れは、
体には害はあるのでしょうか?
これらは元々水に含まれていた成分なので、
これといって体に害はありません。
しかし、カルキ汚れが付いたままの容器に麦茶を入れて使用していると、
汚れが付着してる部分に汚れが溜まってしまい、
雑菌が繁殖する可能性があります。
カルキ汚れそのものは人体に影響はないとしても、
衛生面の事を考えるとやはり白い斑点のカルキ汚れは、
早めにきちんと落としておくべきといえます。
まとめ
麦茶を入れる容器に付く、白い斑点の正体について迫ってみました。
容器も使う度にきちんと洗浄しているのに白い斑点が付く場合は、
カルキ汚れの可能性が高いです。
カルキ汚れそのものは体に害はありませんが、
見た目もいいものではないですし、カルキ汚れから雑菌が繁殖することもあるので、
カルキ汚れも落としておいた方が良いでしょう。
カルキ汚れが付かないようにするには、洗ったあとに布巾などで綺麗に拭いて水気をきっておけば、
発生を防ぐことができますよ。
麦茶ポットの白い斑点で悩まれている方は、ぜひ試してみてくださいね。