寒くなってくると大活躍のセラミックヒーター。
においもなく換気の必要性もないから便利だし、スイッチを入れるとすぐに温かい温風が出てくるので、朝目覚めて暖房が効くまでの間に役に立ったり、お風呂場なんかでも使いやすいですよね。
しかし、長年使っているセラミックヒーターもしかしてそろそろ寿命がきていませんか?
古い家電製品には漏電の可能性も出てきます。
見た目ではわかりにくいセラミックヒーターの寿命の見極めや、漏電のリスクはどうして出てくるのか?買い替えの目安も一緒にお話ししていきます。
セラミックヒーターの寿命はどのくらい?
新品の家電製品を使い始めるときに寿命なんて気にしない方が多いと思いますが、家電製品には適正に使える期間というものが決められています。
使い方やお手入れの仕方その頻度、また使われる場所の環境によって変わってきますが、大体約10年程度使える場合が多いです。
もちろんによってはもっと使えるものもあるし、もっと早く壊れる物もありますが…。
筆者も、ちょっとおしゃれなヒーターが買ってから2年で壊れた悲しい経験があります。
各メーカーによって変わってきますが、セラミックヒーターにもだいたいの寿命は決められています。
商品によっては取扱説明書に使用期間の目安などが記載されているので確認してみてください。
また、ほとんどの製品には「法定耐用年数」というものが決められています。
「法定耐用年数」とは、会社が税金の固定資産の計算を行う際に「減価償却」という方法で計算する為に決められているもの。
「減価償却」とは簡単に言うと、10万円以上の固定資産で自社で長く使う物は何年かに分けて経費として認められるということ。
ただ、買った時点ではこの製品をどんだけ使うかなんてその時点では知り得ないので、これだったら大体このくらい使うんじゃないの?使えるんじゃないの?と大まかに決めた期間が「耐用年数」なんですね。
「耐用年数」の期間の間は、メーカー側はその部品の確保をしなければならないという法律も存在しています。
耐用年数が過ぎている商品はメーカーも修理対応してくれない場合があります。
国税庁によって定められている暖房用機器の耐用年数は6年。
これを指標として、セラミックヒーターは6年が寿命だと考えていいと思います。
セラミックヒーターが漏電する可能性も
漏電とは、文字通り電気が漏れることをいいますよね。
電化製品には、電気があちこちと外に漏れないために絶縁という処理が施されています。
この絶縁処理のおかげで安心安全に電化製品を使う事ができていますが、絶縁体が外的要因や経年劣化によって破損すると、電気を通した途端に外に漏れ出てしまいます。
外的要因では、ネズミや虫によって線を噛まれたり、日差しの良い場所においていて劣化したり、重い物の下敷きになったりで絶縁体が破損し、中の電気が通るコードがむき出しになったりするケースがあります。
漏電すると、ブレーカーが良く落ちるようになったり、触るとびりびりしたり、いつもよりも電気代が異様に高くなったりします。
ひどい場合だと火災の原因や、最悪の場合は感電して命にかかわるケースも…。
小さいお子さんは、身体が小さいので重症化しやすく危険です。
年数が経った古いセラミックヒーターの場合は、経年劣化によって絶縁体が破損の可能性があるので、古すぎるものを使いづつけるのはリスクがあります。
セラミックヒーターの買い替え時の目安は
何年も使っているセラミックヒーターの場合、内部にほこりが入り込み溜まっている可能性が大きいです。
掃除しても内部の奥の方までは取り切れません。
分解して掃除するのも、素人では危険なのでおすすめできません。
先の章でもご紹介したように、暖房機器の耐用年数は6年と決められています。
使い始めて6年以上経過しているものは、そろそろ買い替えの検討を視野に。
さらに、掃除をしても埃くさい・焦げ臭いにおいがする場合は、内部にホコリがたまっていると考えられます。
雨や室内の結露で発生した空気中の湿気が内部にたまった埃と混じると電気が通りやすくなり、ここにちょっとでも電流が流れると発熱する危険性があります。
いくら掃除しても埃臭さが取れない時も、買い替えを考えられた方が良いです。
まとめ
セラミックヒーターの寿命や買い替え時の目安についてお話ししました。
古すぎるものは漏電の危険性もあります。
耐用年数も参考にして、6年以上経過しているものは買い替えを検討されると良いですよ。