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災害で見舞金をもらった時のお返しは必要?見舞いを頂いた時のお礼状と例文をご紹介

 

自然災害に見舞われ被災してしまった時に、周囲の方から頂いた見舞金は本当にありがたいものでありますよね。

こちらも何かお返しを、どうしたらいいのかな?…と色々考えますが、実は見舞金にはマナーがあります。

今回は見舞金を渡してくださった方々への、正しいお返しの作法をご紹介します。

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目次

災害で見舞金を頂いた時のお返しは必要?

 

基本的に、災害時に頂いた見舞金へのお返しは不要とされています。

ただし、これはお返しをするのが失礼ですという意味ではありません。

被災した方は、家がなくなってしまったり、修繕費に膨大なお金がかかってしまったり、ご家族で亡くなった人がいたりと、元の生活に戻すまでには大変な時間と労力がかかります。

 

災害見舞いの意味合いは、
「思いもよらぬ災害で被災し生活が大変でしょうから、お返しは気にせず生活再建の足しにして頂ければ…」といった相手方の親切や思いやりの気持ちを表したもの。

 

これが災害見舞いの意味なので、お相手の方も初めからお返しの事なんて頭にないと思いますし、見舞金のお返しをすると失礼にあたるというのではなく、こういう非常事態で大変な時なのでもらいっぱなしで大丈夫ですよというのが基本の考えとなります。

 

基本的にお返しの贈り物は不要ですが、生活が落ち着き少し心に余裕ができたらお礼状は書いて送りましょう

お礼状で感謝の気持ちを伝えることでお相手の方も喜んでくれると思います。

被害が大したことも無かったしお返しをしたい、大きな被害があったけどやはりお返しはしたいという気持ちがある場合は、お返しをしても失礼にはなりません。

お返しを贈りたい場合は、現金ではなく菓子折りや土地の名産品などをお渡しされるのが良いと思います。

現金や商品券をお渡しすると、「あの時贈ったお見舞金はいらなかったのかな…」と思われる場合もあり、失礼に当たる可能性があります。

ここはくれぐれも注意しておいたほうが良いですね。

 

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災害で見舞いを頂いた時はお礼状を書きましょう

 

お見舞金を頂いた感謝の気持ちを伝るために、お礼状は書いて送りましょう。

自分の状況が落ち着いてからで良いので焦らずで。

ハガキでも便箋+封筒でも、どちらで送っても大丈夫です。

まず第一は、お見舞金を頂いたことに関する感謝の気持ちを伝えましょう。

「どんな風にありがたいと思ったのか?」を書くことがポイントです。

そして簡単に、現在の様子はこんな感じですなどと、近況を知らせる内容を書かれるといいですよ。

また、お礼状と一緒に、災害にあった時はこうだったけど今は元に戻りましたと伝わる感じの写真や、私も家族も元気に過ごしていますと伝わるような家族写真などを添えると、お相手の方も、「その後、大丈夫かな…」と心配されていると思うので安心され喜ばれるのではないかと思います。

災害で見舞いを頂いた際のお礼状の例文は

 

では、災害で見舞金を頂いた際に贈るお礼状の例文をご紹介します。

 

お相手との間柄や関係の深さによっても変わってきますが、

お礼状を書く際のポイントは

 

・見舞金を頂きどれだけ助かったかや、相手の方のお心遣いに対する感謝の気持ち

・現在の状況報告

・また落ち着いたら改めて連絡します

 

というところです。

 

【取引先の会社の方・職場の上司など仕事関係の方へ書く場合などのちょっとお固い文章の時は】

 

「拝啓

(その時候の挨拶)

○○様におかれましては日々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

平素は公私に亘り多大なるお心遣いを賜わり感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の災害では、報道などでご承知の通り甚大な被害をもたらしました。

先が見えない不安から呆然としましたが、幸いにも無事で怪我もございませんでした。

(~~災害の状況や復旧の進み具合によって違うので、自分の家などの被害状況や周囲の状況や、現在はどんな状況かなどを書きます~~)

〇〇様の励ましに元気付けられまして前向きな気持ちを取り戻すことができました。

しばらくは様々な面でご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書面にてご報告とお礼まで申し上げます。

敬具  」

 

 

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【親戚や知人など、堅苦しい文面に違和感のある時は】

 

「先日は心温まるお見舞いを下さりありがとうございました。

報道されている通り停電や断水も続き不安な毎日でしたが、幸い怪我もなく家族一同無事です。

現在は何とか一段落しまして、普段の生活を取り戻すことができました。

(~~災害の状況や復旧の進み具合によって違うので、自分の家などの被害状況や周囲の状況や、現在はどんな状況かなどを書きます~~)

まったく不安が払拭されたとまでは言い切れませんが、

○○様の励ましに元気づけられ、ひとつひとつが胸に染みるような思いでした。

お優しいお気持ちに、感謝の思いで一杯です。

まずはお礼とご報告を申し上げたくお便り致しました。

落ち着きましたらまた改めて近況などをご報告させていただきます。」

 

 

とても親しい仲の友人や知人の場合は、もっと砕けた感じで書いても良いです。

 

と、

ざっくりとした例文はご紹介しましたが、忘れないでおきたいのは、礼状で一番大切な事は”感謝の気持ちを文字にして相手に届ける”ことです。

かちっと決まりきったような定型文のような言葉よりも、普段自分が使っている言葉で、自分の気持ちを丁寧に伝える事が、相手にとっても一番胸に響くものだと思います。

相手にどんな事を伝えたいか自分自身の言葉で丁寧に綴っていけば、お相手にもその気持ちが伝わると思います。

 

まとめ

被災時に頂いたお見舞金のお返しは、基本的には不要ですが、
感謝の気持ちを伝えるためにもお礼状は送るようにしましょう。

どうしてもお返しをしたい場合は、現金などの金銭的なものはNG。
菓子折りや土地の名産などをお礼状と一緒に贈るようにしましょう。

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