寝不足が続いた時や、休みの日でゆっくりできる時、ついつい寝すぎてしまう事ってありますよね。
しかしあまり寝すぎてしまうと、頭がぼーっとしたり、体がだるくなったり、頭痛が起こったりすることってありませんか?
睡眠の取りすぎは体にとって悪影響を及ぼす可能性があります。
寝すぎると体がだるいのはなぜ?
寝すぎると体が重だるくなってしまうのはなぜなのでしょうか?
これは自律神経が関係していると考えられます。
自律神経とは、自分の意志と関係なく働いており、私たちが睡眠中の時は、副交感神経が優位に働いています。
この副交感神経といわれるものは、心身をリラックスさせ、鎮静状態に導く作用があります。
反対に、心身を緊張させ興奮状態に導く作用のある神経が交感神経。
この2つの神経をまとめて自律神経といいます。
自律神経は朝昼晩の時間帯にバランスよく自動的に切り替わって働いてくれていますが、
眠りすぎてしまうと、このバランスが崩れてしまいます。
これがよくいわれる自律神経の乱れです。
寝すぎると体がだるくなってしまうのは、寝すぎてしまったことによって自律神経の切り替えが上手くできなくなって、体をリラックスさせる副交感神経が優位に働く状態が続いてしまってる為だと考えられます。
起きているつもりでも、身体はまだ眠っている状態に近いのですね。
寝すぎると頭痛がする原因は?
では、頭痛が起こってしまうのはなぜでしょうか?
これも先の章でご説明した副交感神経が関わっています。
副交感神経は血管を拡張させる働きがあり、血管が拡張したことにより頭に血流が流れ込む為、頭痛を引き起こすと考えられます。
血管の拡張で引き起こされる頭痛は片頭痛が主です。
また寝すぎた時は、寝具の上に長時間横になっており、あまり体を動かさないために血行不良も起こしています。
このために肩や首が凝り、この凝りが原因で首や肩の筋肉が緊張し、頭痛を引き起こしている可能性もあります。
寝すぎてしまうのを防ぐ改善策
身体がだるくなってしまうのも、頭痛を引き起こしてしまうのも眠りすぎが原因の一つ。
ではこの眠りすぎてしまうのを防ぐにはどうしたらよいのか。
効果が期待できる対策の一つに睡眠の質を高める事があげられます。
長く寝てしまう人は睡眠の質が悪い傾向にあるそうです。
寝すぎてだるい時でもカーテンを開けて部屋に太陽光を入れたり、外にお出かけしたりして、日中に太陽の光を沢山浴びておくと、交感神経のスイッチがオンになり、副交感神経が優位に働いている状態の自律神経のバランスを整えてくれます。
休みの日ついつい朝寝坊してしまう人は、タイマーセットしておけば自動でカーテンを開け閉めしてくれるグッズを使って強制的に目覚めるようにする方法もおすすめ。
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朝に太陽の光を浴びると、体が自然と目覚めるモードに切り替わっていくので、すっきり目覚めることができるので、「朝起きれないし身体がだるい~…」といったことの改善につながります。
また午前中にしっかりと太陽の光を浴びることによって、夜になるとメラトニンという眠たくさせる体内物質が分泌され、自然に眠りへと導いてくれ睡眠の質の効果アップにもなります。
寝る前の2時間ほど前には、ぬるめのお湯につかったり軽い運動をして体温を少し上げる。
寝る前1時間までにはスマホやゲーム機などを見ない。
というのも睡眠の質を上げる方法です。
生活習慣を少しずつ変えていき、睡眠の質を上げることによって、自律神経の切り替えも正常に戻り、寝すぎてしまうのを防げます。
休日で少しゆっくり寝れるときでも、普段の睡眠時間+2時間までにしておきましょう。
まとめ
休みでゆっくりできる時は、ついつい寝すぎてしまう事はありますよね。
しかし寝すぎる事によって自律神経の乱れを誘引してしまい、疲れを取るために寝ているのに、体に余計に不調をきたしてしまうことになってしまいます。
睡眠の質を上げることによって、過眠も自律神経の乱れも防ぐことができます。
出来る事から少しずつ取り組んでみて、ちょっとずつ変えていってみましょう。