これまで花粉症になったことはないけれど、今年こそ花粉症になりそうで怖い。
周りの花粉症の人を見てると本当に辛そうですよね…。
できればあんな辛い症状は避けたいもの。
何らかの形で花粉症の発症を防ぐ、または、遅らせることはできるのか?
マスクをするのは花粉症を発症を抑えるのにどこまで効果が期待できるのか?
マスクの他にも何か方法はあるのか?などについてまとめました。
花粉症にならないためにマスクをするのは効果ある?
まだ花粉症になっていない人が、花粉症を発症させないための予防にマスクをつけておくのは効果があるのか知りたいですよね。
花粉症を発症する原因は
花粉が体内に入り込むと異物と判断し抗体が作られます。
再び花粉が入り込むと抗体が反応し花粉を排除するために過剰に働きます。
抗体が過剰に反応すると、ヒスタミンなどの炎症物質が分泌され、花粉を体の外へ出そうとするために、くしゃみや鼻水を出したり、花粉の侵入を防ぐために鼻詰まりを起こしたりします。
大量の花粉が体内に入り込むと抗体が作り出される可能性は高くなり、花粉症を発症する確率もあがる。
ということは、最初から花粉を体内に入れないように予防しておくことは大切と言えますね。
環境省の花粉症環境保健マニュアルを確認してみると、マスクを着用すれば花粉を吸い込む量は1/3~1/6に減らせるとのこと。
花粉の侵入経路は、鼻や口から吸い込んでしまうことが多いため、花粉症を未然に防ぐためにマスクを着用しておくことはある程度の効果が期待できそうです。
しかし、風が強い時はたとえマスクをつけていても、花粉を吸いこんでしまう量は増えてしまうといった報告もあるみたいで、マスクを着けているから絶対安心!絶対花粉所にならない!とはいかなさそうですが、それなりに効果は期待できそうだといえますね。
無防備な状態では「さあどうぞ、花粉さんよ、沢山入ってきてね~(っ'o'c)スゥー!!」みたいなものだと思うので、花粉症を発症するのが怖い人はマスクをつけておくと、安心できるのではないでしょうか。
(参考:厚生労働省”花粉症Q&A”https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/ippan-qa.html)
花粉症にならないためにできる予防は?
マスクの他に、花粉症を発症させないための予防策は何があるのか。
ほとんど花粉症を既に発症している人の対策と一緒になりますが、ざっと紹介していきます。
●花粉予防用の眼鏡をかける
普通の眼鏡をかけているだけでも花粉カット率は約40%。
花粉対策用の眼鏡をかけていると花粉カット率は約65%と高め。
花粉は目からも侵入してきます。
眼鏡をかけて目の花粉対策も一緒にしておけば、花粉症の発症予防に効果が期待できるといえます。
●花粉飛散量が多い日は外出を控える
花粉が体内に入り込んでしまうのをなるべく防ぐには、花粉が多く飛んでいる日は外出しないというのも予防の一つ。
花粉にはなるべく接しない。
特に風が強くて天気が良い日は、窓もなるべく開けないようにしておきます。
●帰宅時は頭や服をはたいてから家に入る
外を歩き回った後、髪の毛や服には花粉がくっついています。
家の中に持ち込まないためにも、玄関前で十分はたいて花粉を落としてから家に入るようにします。
●ウール素材の服は避けて、ツルツルした素材の服を着るようにする
ウール素材の服は花粉がくっつきやすいので、なるべく避けます。
コートやジャケットなどの上着をツルツルした素材のものにしておけば花粉がくっつきにくくなりますよ。
●目の洗浄&鼻うがい
目や鼻の粘膜についた花粉を洗い流すために、専用の洗浄液を使って目や鼻を洗いましょう!
ただの水で洗うと痛いので専用の洗浄液を使います。
こんなのとかですね↓
ハナノアシャワー 痛くない鼻うがい 使い方簡単タイプ (鼻洗浄器具+専用洗浄液300ml)
鼻うがいに関しては、塩と水があれば自宅で簡単に生理食塩水が作れるので、それを使ってもOK。
個人的には目鼻の洗浄は効果を実感してます。めっちゃすっきりしますよ~。
●洗濯物はできれば外に干さないor取り込むときにはたく
花粉が飛散している間は、洗濯物を外に干していると花粉がくっついてしまいます。
できれば花粉飛散量が多い日は室内干しにする。
外に干した時は、洗濯物にくっついた花粉をはたいてから取り込むようにします。
●体の免疫バランスを整える
花粉症は体の免疫機能が過剰に反応するために起こりますが、免疫バランスが崩れているとアレルギー反応が出やすくなるようです。
生活リズムを整える・食事はバランスよく摂る・適度な運動のほかに、ストレスをためない、睡眠はしっかり取ることも大切。
私は鼻炎持ちの人間なんですが、たまに昼夜逆転して生活リズムが乱れたり睡眠不足が続いたりすると、鼻炎の症状がいつもより酷くなるので、体のケアはアレルギー症状を緩和させるためにも大切だなぁとそのたびに実感します…苦笑
若い時は「そんなの関係ねぇ」とか思ってたんですがね。
花粉症にならないためにも健康面のケアもしっかりしておきましょうね!
花粉症の発症を遅らせる事はできるのか
誰でもある一定量の花粉が体内に入ると花粉症になるとされていますが、その容量は個人差があり人によって違いがあります。
どのタイミングでその一定量を超えるかは分かりません。
神のみぞ知る。
体内に入る花粉が多ければ、その分、容量が満杯になる速度は上がると考えられるので、体内に侵入する花粉を予めブロックしておけば花粉症発症を遅らせることに繋がるといえます。
花粉症発症を遅らせる為にも、
・花粉をなるべく吸わないようにする
・なるべく花粉にさらされないようにする
・粘膜にくっついた花粉は洗浄で洗い流す
この3つを習慣化しておけば、花粉症発症のリスクは下がるんじゃないでしょうか。
もともとの体質的にも”なりやすい””なりにくい”の違いもあります。
花粉以外で他のアレルギーがある方や、家族が何かしらのアレルギー疾患をもっている場合は、そうでない人と比べると花粉症になりやすいと言われています。
今後、花粉症を発症するかしないかは分かりませんが、他のアレルギー疾患がある方、家族の中でなんらかのアレルギー疾患を持っている人がいるという方は、症状がなくても花粉対策をしておき十分注意しておいたほうがよさそうですね。