「みかんを食べると決まって頭が痛くなるような気がする…」
もしかしたら気のせいかもしれない…と思いますが、このような悩みを持っている方っているんです。
みかんを食べることによって頭痛が引き起こされるのは何が原因と考えられるのか?
特定の食べ物を摂取すると頭痛が起こるなんてことはあるのか?
ここらへんの疑問についてまとめました。
頭痛がみかんを食べたことによって起こる可能性はある?
「みかん」と「頭痛」が関係があるなんて聞いたことがない方は多いと思います。
けれど、みかんだけではなくて同じ柑橘類のグレープフルーツジュースやオレンジジュースを飲むと頭痛が起こると悩んでいる方っているんです。
筆者も片頭痛持ちですが、頭痛って本当につらいですよね…汗
考えられる原因①みかんの成分
頭痛は”血管拡張作用が原因の頭痛”と”血管収縮作用が原因の頭痛”と2種類あります。
”血管拡張作用が原因”の頭痛の誘因になる1つにポリフェノールがあります。
みかんの皮や薄皮や白い筋の部分にはヘスピリジンと呼ばれるポリフェノールが多く含まれています。
もしかしたらこのヘスピリジンに反応して…?という可能性はあります。
それと逆に、”血管収縮作用が原因”で引きおこる頭痛では、柑橘系に含まれているチラミンも原因の成分となります。
考えられる原因②アレルギー反応
食べ物に対してアレルギーがあるという方って結構多いですよね。
よくあるのは小麦粉アレルギー、そばアレルギー、ピーナッツアレルギー、甲殻類アレルギーですが実は果物アレルギーもあります。
よく聞くのは林檎ですが、柑橘類に対してアレルギー反応が出る場合もあり、アレルギー症状の一つとして頭痛もあります。
もし柑橘アレルギーの場合、柑橘系由来の化粧品・入浴剤などを使用しても、アレルギーを発症する事もあります。
考えられる原因③思い込み
実際は何も効果のない偽薬なのに、お医者さんによく効きますよ~と渡されて飲んだら症状が改善回復するというプラシーボ効果は有名ですよね。
人間の思い込みという力は時に不思議なことを起こすものです。
もしかしたらみかんを食べた時に偶然頭痛が起こったことをきっかけに「みかんを食べると頭痛が起きる」と勝手に関連づけてしまい。
そこからその固定観念が強く残っているので体にも作用しているとも考えられます。
嫌いな食べ物でも身体に何らかの症状が出る場合もあります。
頭痛の原因になる食べ物もある
みかんの他にも頭痛を誘発する原因となる食べ物はあります。
血管を縮める作用の食べ物
チョコレート・ココア・コーヒー・紅茶・緑茶・チーズ・柑橘系・スナック菓子
血管を広げる作用のある食べ物
アルコール飲料・ワイン(特に赤ワイン)・ ベーコン・ソーセージ・人工甘味料の入った食品
ここにあげたのはごく一部です。
もちろん、その日の体調によって症状が出るとき出ない時と違うものだし、人によって変わります。
片頭痛で悩まれている中の中にはこういった食べ物が原因で起こっている可能性もあります。
筆者も体調によってはアルコール類を飲むとすぐに頭が痛くなったりします(悲しいかな特に赤ワインがダメです…)
柑橘系と頭痛薬は一緒に摂っても大丈夫なの?
みかんと同じ柑橘系であるグレープフルーツとお薬を一緒に飲んじゃだめって聞いたことありませんか?
これは確かに特定のお薬ですが当てはまるんです。
柑橘系は薬と相性の悪い物があります。
グレープフルーツと一緒に摂取してはいけないとされているのは、血圧を下げるお薬です。
グレープフルーツジュースorグレープフルーツの果実をこのお薬と同時に摂ってしまうと、グレープフルーツの成分であるフラノクマリン類という物質の影響によって血中の薬物濃度が上昇します。
薬の作用に影響を与えてしまい、薬が効きすぎてしまうんですね。
みかんを食べたことで頭痛が起こったら頭痛薬を飲む方も多いと思いますが、「じゃあ頭痛薬などの鎮痛剤とみかん同時に摂取したらダメだったのか?」と疑問に思いますよね。
みかんやバレンシアオレンジなどはグレープフルーツのように薬に影響を与える成分をほとんど含んでいないとされているので、片頭痛で飲むお薬にもほぼ影響はないものと思っていいです。
まとめ
片頭痛の原因がみかんという可能性はあります。
みかんを食べると毎回頭痛が起こるという場合、なるべく摂取するのは控えておいた方が良いでしょう。
もしも体の不調を感じたり心配な場合は、医療機関に行きお医者さんに診てもらってくださいね。