寒くなってくると流行りだすインフルエンザ。
普通の風邪とは違って感染力の強いウイルスともあって、インフルエンザの感染を蔓延させないためにもインフルエンザに感染すると会社や学校は出勤・出席停止となります。
また家庭内においても感染拡大の可能性が十分にあるため、子育て中のご家庭や、仕事が忙しくて休む暇なんてない方は、日頃からインフルエンザウイルスに感染しないための予防対策をしっかりと取っておくべきと言えますね。
予防対策の一つに手洗いが上げられますが、外出先ではすぐに手洗いができないことも多いですよね。
そんな時に役に立つのがアルコール消毒となります。
しかし、多くの方は意外と手指の正しいアルコール消毒の方法を知らなかったりします。
今回は、正しい手指の消毒の仕方や、持ち歩きに便利なアルコール消毒剤をご紹介していきます。
インフルエンザ予防には手指消毒が有効
インフルエンザの感染経路は主に、感染者のくしゃみや咳で飛んだ飛沫を吸い込むことによって感染する飛沫感染ですが、感染者がウイルスの付いた手で触ったドアノブ・スイッチ・手すり・つり革などを触ったことによって感染してしまう接触感染もあります。
外に出ていると、エスカレーターの手すりにつかまったり、エレベーターのスイッチを押したり、電車・バスのポールやつり革につかまったりと、絶対に何かには触ってしまいますよね。
これら何かの物の表面に付着したインフルエンザウイルスは、短くて8時間、長くて24時間~48時間は感染力を保った状態でいます。
手を洗えないまま外でご飯を食べたり、鼻を触ったり目をこすったり触ってしまうとインフルエンザウイルスが侵入してしまい感染するリスクが高くなります。
こんな時に役に立つのが、アルコール(エタノール)消毒です。
エタノールはインフルエンザウイルスの表面の膜を破壊し感染力を弱めさせると言われていて、インフルエンザ対策には有効とされています。
お家の玄関に1つ置いておいて、帰宅した時にすぐシュシュっと手指の消毒をしたり。
外出中で手を洗う事が頻繁に出来ない場合には、持ち歩きサイズのアルコール消毒剤をカバンの中に入れておき、公共交通機関を使った後や、手の汚れが気になるときにシュシュっと手指の消毒をしたり。
インフルエンザが流行している時は特に、手指の除菌を意識してこまめに行うことによって、インフルエンザ感染を免れる可能性は高くなると思います。
手の正しいアルコール消毒方法
正しい手洗いの仕方があるように、手指の消毒にも使用方法があります。
シュシュっと吹きかけササっとなじませているだけだと、きちんと除菌できない可能性も…
しっかりと両手で揉み込むように馴染ませなければ、インフルエンザウイルスに対して効果が発揮できていない可能性が高いです。
アルコール消毒剤のような速乾性消毒剤を使って手指の消毒をする時に推奨されている方法に「ラビング法」があります。
この「ラビング法」は、医療従事者が手術前を行う前の手指消毒方法にも採用されいます。
●手指消毒のラビング法
1.消毒剤を手のひらに受けます
2.手の平と平を擦り合わせなじませます
3.片方の指先と指の背部分を、もう片方の手のひらを使って消毒剤を擦ります。両手行います。
4.手の甲をもう片方の手のひらでこすります。指の間にも刷り込むようにさせます。
5.両手で指を組んで指の間をこすります
6.片方の指を使ってもう片方の親指を包みこんでこすります。両手行います。
7.両手首もこすります
消毒剤を手に取って乾燥するまでの間に、手指にエタノール消毒剤を入念に塗り広げます。
アルコール消毒持ち歩きするのにおすすめなものは
外出中は、手を洗う場所が近くになかったりと頻繁に手の洗浄が出来ないことが多いですよね。
携帯用の小さめサイズのアルコール消毒剤を持ち歩けば、出先でもササっと消毒できます。
ここ最近では、持ち歩きサイズの消毒剤でもいろんな商品が販売されています。
○ピュレル
ピュレル ゴージョー IHS-N 60ml [指定医薬部外品]
医療従事者や医療機関でも使われている「ピュレル」
ジェルタイプで少量でも伸びが良く、乾くまでも数十秒と時間がかかりません。
ジェルタイプはべたつきが気になる商品もありますが、これはべたつきもニオイも残らずサラサラすべすべの使い心地です。
これを使いだしたら他の物には移れなくなりリピートする方も多いです。
○手ピカジェル お出かけホルダー付き
手ピカジェル お出かけホルダー付(ピンク) 60mL [指定医薬部外品]
アライグマのパッケージが印象的な云わずと知れた「手ピカジェル」
こんなお出かけホルダー付きも販売されています。
カバンの持ち手やファスナーなどにつけておけば、カバンの中で行方不明になることも防げて使いたいときササっと使えますね。
赤ちゃんがいるお母さんにも人気な商品で、マザーバッグやベビーカーにぶら下げておけば子供と一緒にお出かけするときにもちょこちょこ使えて便利ですよ。
○キレイキレイ薬用 泡で出る消毒液
キレイキレイ 薬用 泡ででる消毒液 携帯用 50ml(指定医薬部外品)
ハンドソープでおなじみの「キレイキレイ」ですが携帯用の消毒液もあります。
このタイプは液状で出てくるんじゃなくて、泡になって出てくるので手に出した時にこぼれることも少ないです。
速乾性ではなく瞬時に乾きませんが、その分、先の章で紹介した手指消毒「ラビング法」で手のすみずみまでしっかりと消毒できます。
低刺激で手指に傷があっても染みにくいのもいいところ。
手荒れもしにくく、皮膚がデリケートな方やお子さんの手にも安心して使えます。
まとめ
インフルエンザ予防対策として、手洗いも大切ですが、手指消毒もこまめに行う事で感染のリスクは減らせると思います。
正しい消毒方法を行い、出先でも携帯用アルコール消毒剤を使うように心がけ、手についたインフルエンザウイルスをやっつけましょう~!
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