厳しい日差しの中に長時間いると肌がヒリヒリして痛い日焼けになってしまうことがあります。
真っ赤になって痛みを伴う日焼けはやけどと一緒のようなものです。
そんな状態の時は安静にしておくのが一番だと思いますが、そんな時に限ってお酒の席に呼ばれたり、はたまたお酒を勧められたり、自分自身も冷たいビールが飲みたくなってしまうかもしれませんね。
肌が真っ赤でヒリヒリしているのに、アルコール摂取していいものか不安を感じる方もいると思います。
今回は、痛みを伴う日焼けを負った時にお酒を飲んでも大丈夫なのか?調べてみました!
ヒリヒリする日焼けはやけどと同等…飲酒はしても大丈夫?
肌が真っ赤っかになってヒリヒリする日焼けは、やけどを負ってしまった状態と一緒です。
ダメージの深さによって3段階に分けられますが、肌が赤くなるだけの場合は一番軽い1度熱傷と思われます。
赤くヒリヒリする日焼けの場合はサンバーンと呼ばれるもので、数日間は肌の炎症や痛みが続きます。
紫外線のUV-Bによって、皮膚の表面にある細胞組織が破壊されてしまい、壊された細胞を修復させようと皮膚の表面にある毛細血管が膨張することによって発熱などの症状が出てきて火傷のような状態になります。
ひどい場合は、血管から水分がしみ出してしまい水ぶくれを伴うこともあります。
肌が熱を持った状態なのでまずは早めに冷やすことが一番大切。
火傷をしたときもまず先に冷やしますよね。
皮膚が一生懸命働いて傷ついた細胞組織を再生しようとしているのに、そこに血管膨張・血行促進させてしまう行為の飲酒はなるべく避けた方が懸命です。
日焼け後の飲酒が及ぼす影響は
飲酒をすると肌の血管が広がり血行の流れも良くなるため、痛みが強くなったりかゆみを伴う可能性もあります。
ただでさえ痛いのに、これ以上痛くさせたくないですよね…(;´Д`)
さらにアルコールを摂取すると体温も高くなるので、熱を持った体が余計に火照ります。
日焼け後の体って皮膚表面が傷ついた状態なので、自覚はないかもしれないけれど実は結構体力が奪われているのだとか。
アルコールを摂取すると体の中ではアルコールを分解するためにビタミンB群を大量に消費します。
このビタミンB群は体の疲労回復に必要な栄養素。
飲酒をしてしまうことによってビタミンB群が失われてしまうと、日焼け後に頑張って回復しようとしている妨げとなってしまうようです。
さらにさらに、アルコールには腎臓に「水分を排出するように働きかける」作用があります。
お酒を飲むとトイレが近くなるのはこのためですね。
日焼け後の水分不足な体から、さらに水分を奪ってしまうことになるので、乾燥&脱水症状を促してしまいます。
飲酒には日焼けを助長させたり、炎症を促進してしまう残念な効果もあるようなので、
アルコール摂取は日焼け「後」だけでなく日焼け「前」にも控えたほうが良いかと考えられます。
余談ですが、脱毛サロンや日焼けサロンなどでも肌トラブルを防ぐために施術前後の飲酒は禁止されているようです。
肌トラブルが起こるケースがあるんだとか。
飲酒はそれほど体に影響のあるものなんですね~。
日焼け後は水分補給が大切
日焼けをした後は、肌表面も体の内部も水分が失われてしまっているのでカサカサのカラカラの状態。
人間の体の約70%は水分というほど私たちの体は水が非常に重要です。
体の中の水分は、血液として細胞間に行き渡ったり内臓や骨を作ったり、息や汗とともに体外に出ていっています。
水分が奪われた状態だと血流が悪くなり体の機能が低下、日焼け後の回復も遅くなってしまいます。
皮膚再生を早くさせるためにも、肌表面は低刺激の化粧水などで潤わしながら、体内にも水分をいきわたらせるように、ミネラルウォーターや麦茶やスポーツドリンクなどを沢山飲んで水分補給はしっかりとしましょう。
特に麦茶は体温を下げる働きがあるとされており、ミネラルも含まれているのでお勧めです。>>麦茶の効果について、夏バテにも効果が期待できる
アルコールでは水分補給にはならないので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日焼け後のヒリヒリした状態での飲酒はおすすめできる行為ではないようですね(;´`)
周りが楽しそうに飲んでいる中、自分だけ何もないのは寂しい…などどうしても飲みたい場合は、ノンアルコール飲料を選んでみるのはどうでしょうか。
お店によってはノンアルコールカクテルを作ってくれるところもあるそうです。
体のことを考えると今はぐっとこらえて、日焼けのヒリヒリが治まってから飲みましょう~。